私たちにとって、日常ですが？

7話　突撃訪問！【ピンクside】 ページ9

今日は、休もうかと思ったけど結局学校に来た。


水谷さん、具合悪そうだったな〜！


よし！突撃訪問だ！！


授業が終わったら、先生に聞きに行こー☆


先「では天野さん、この訳は？」


「ジョンはその時飛行機を飴玉に変えました！」


何この訳....！？


そして終わりを告げるチャイムが鳴って


ク「ありがとうございましたー！」


全「ましたー！！」


1時間目の授業終了！よし！！先生のとこに行って住所を聞いて早速行こー！！(←おい、授業はどうした。)


「先生ー☆水谷さんの住所を教えてくださいっ！」


先「おー、良いぞー！水谷の住所はな...........」


住所ゲット！！私は早速帰る準備をして、堂々と学校をサボる。


上手く学校を抜けられて良かったぁ〜！


「待っててね！水谷さんっ！」


私は思いっきり走りだした。




あのね、水谷さん。


私、考えたの。


水谷さんも私が邪魔なんじゃないかって。


結論は......残念ながら。


でも、邪魔でも良いから、貴方を救いたい。


本当はね？私と水谷さんは一度会ってるの。


あれは、確か私がおばあちゃんの家に遊びに行った3日間の話＿＿＿


「あっつーい......夏はどーして、暑いのかな？ねぇ、にぃっ！」


に「知らねーよ.....ピンク.....お前、元気だな......いつかドクターストップが入りそうだ」


「酷くない？！あっ、でも右目がほとんど見えてないけど？」


私はある重い病気を患っている。


にぃもそれを治したくて理事長、頑張ってるんだけどさ。


でも、治らない可能性の方が高いって。


あの時の私は完璧に絶望をしていた。


そんな時だった。


「散歩っ、散歩っ、うっれしいな〜♪」


「おらっ、消えろよ！クズ！！」


ん？何か話声が聞こえる？


って、あれ世に言ういじめじゃん！


助けなきゃ！！


そう思っても、鉛のように動かなくて。


ただただ見てるしかなかった。


そしてやっと、いじめっ子達が去っていった頃.....


「大丈夫！？」


「う......」


私はその子を家に運び看病した。


それだけのこと。


水谷さんは、とてもアイツに似ている。


だからほっとけなくて、看病をした。


本当は正義のヒーローのつもりだった。


私は、人であってはいけないのにね。


話さなきゃ。私の、こと。


病気のこと、家族のこと.....アイツのこと。


私が水谷さんを信じる理由。


「あっ、ここだ！！」


私は水谷さんの家のチャイムを押した。



水谷さん、もし、良かったら私と一緒に暮らしてください。

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