検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:29,779 hit

ページ14

「………………本当にそれが、Aの本心なのか?」


彩斗が聞く




「俺の為とかならやめろよ。


Aは自分の気持ちに素直になれよ」




『………彩斗の為なんかじゃない………!


わたしは………!』





結局自分の為なんだよ




ふたりと関係を崩したくないだけ



彩斗の事を考えてなんてキレイゴト



ホントは全部自分だけの為








「俺、簡単に諦めないから」



二口君が真っ直ぐわたしを見つめる




「お前の気持ちが変わろうと、俺の気持ちは変わらない。




必ず、振り向かせるから」





『っ!



………………無理だよ………』





わたしは近くに置いていたカバンを掴み、走って教室を出た



そして、無我夢中で走った






なにも考えたくなくて、溢れる涙も知らないふりをした





家に帰ってすぐ、自分の部屋のベッドに飛び込む





『っ、ふ………ぅ、くっ………!』



涙が止まらない






結局、わたしは弱い

◇→←◇



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (40 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
67人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー , 二口堅治
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Ria - 今回のも最高でした!あのもう大好き!語彙力うぅー  なんかにろちゃんが彩斗くんが名前呼びなのに自分は名字呼びで嫉妬してるとこ想像しちゃった(笑) (2018年11月25日 1時) (レス) id: 72693a3d45 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:サクラ | 作成日時:2018年9月30日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。