気づかないフリ ページ21
鼠の事件の次の日、リクオは風邪をひいてしまった
『リクオ様…まだ熱が高いようですね……よいしょ』
氷麗はリクオの看病をしていた
リクオの額に氷嚢を乗せて手をリクオの首筋にあてた
リ「ん…気持ちいい」
冷めない熱に氷麗の冷たい手がちょうどよかった
『では、薬を持ってきますね…って』
氷麗は立ち上がって部屋をでようとしたが、リクオがマフラーをつかんだので立てなかった
『どうしましたリクオ様』
リ「行かないでよ…薬なら母さんが持ってきてくれるだろうから」
熱があるせいなのかリクオはやけに氷麗に甘えていた
『もう、仕方ありませんね』
とそこに、清十字団のみんなが入ってきた
清「おじゃまするよ奴良くん！」
「「「おじゃましまーす」」」
リ「『えっ！？』」
リクオと氷麗は驚いた
そして二人の今の状態はリクオが氷麗を掴んでいる
巻「あれ？及川さん今日休んでたよね？てか奴良なにマフラーつかんでんの？」
巻は少しにやついた顔できく
『これは…ほら！私のお母様とリクオさ…くんのお祖父さんが知り合いで今日は忙しいから代わりに看病してたのよ！ホホホ(落ち着け私！凍らせて全滅させて誤魔化そうなんて…考えちゃダメ)』
普段は完璧に操れている冷気も今回は慌てすぎて漏れたようである
そこに薬をもった若菜が現れた
若「リクオ？大丈夫？」
リ「あ、ありがとう母さん」
『若菜様！あとは私がやっておきます』
若「あら、ありがとう氷麗ちゃん。今忙しくて…あとはお願いするわね。皆さんもごゆっくり」
『はい、リクオくん！あーん』
リ「あー、ｺﾞｸｯ」
氷麗は受け取った薬を一旦床に置くと氷嚢をとってリクオを支えながら起こし、薬をあーんとしながら飲ませた
それをみた島は密かにショックを受けた
そしてカナも…
カ「(及川さんって小学校のときはいなかったよね？でも昔からの知り合いっぽいし…なんかリクオくんのお世話するのに慣れてる感じ……それにリクオくん及川さんのマフラー掴んでたし…好き、なのかな？…なんだろう心臓がじくじくする…………気のせいだよね)」
カナは二人の様子を悲しげな目で見つめていた
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この小説カナは報われませんから
扱いがひどいというわけではなく、ただ悲恋なだけです
カナは嫌いじゃないですけど怖いの苦手ならリクオといるのは無理かと…妖怪屋敷だしね
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望月 - この小説のリクつら大好きです、続いて欲しいです。 (2022年8月20日 23時) (
レス) id: 9db5b6b25c (このIDを非表示/違反報告)
アヒル - 終わりになってますが、更新出来るならお願いします！ (2019年12月15日 12時) (レス) id: 389485fa80 (このIDを非表示/違反報告)
お餅猫 - とても面白いです！更新頑張ってください！ (2019年7月17日 6時) (レス) id: 26b36344d5 (このIDを非表示/違反報告)
☆Nami☆ - とっても面白いです！続きが凄く気になります！ (2018年3月4日 0時) (レス) id: 88dbc6df38 (このIDを非表示/違反報告)
レオ - バイトも頑張りつつ少しでも息抜き程度で更新頑張ってください♪応援してます！ (2017年11月6日 6時) (レス) id: b8cc97a2e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：†アリスの檻† | 作成日時：2015年12月3日 5時
