再び ページ15
鴆の前に烏天狗が飛び出した
烏「ぐわぁっ」
リ「鴆くん大丈夫！？」
『ご無事ですか、鴆様！』
鴆「お前ら、どうしてここに…」
リ「僕、鴆くんに謝りたくて…わかってほしくて追いかけてきたんだ」
蛇「こいつぁちょうど良い…ぬらりひょんの孫を殺して、新しい蛇太夫一派の頭領のこの俺に箔がつくってもんだ」
『リクオ様、ここは私が…』
リ「許せねぇ……」
『リクオ…様？』
守ろうと前にでた氷麗を少し横にずらしてリクオは前にでた
鴆「どけリクオ！雪女に任せとけ、お前になにができる！？」
リ「じっとしてろ……」
鴆「何！？」
リクオの姿が人間から妖怪へと移り変わる
長い銀髪を横に靡かせ、鋭い瞳を紅く染める
リ「おめぇに鴆の大義の百万分の一もあれば……命だけは助けてやったのによ」
リクオは蛇太夫の口に祢々切丸をそえて真っ二つに切り裂いた
鴆「あ、あんた誰だよ…」
呆然とする鴆に烏天狗が答えた
烏「リクオ様…」
鴆「リクオ！？」
リ「よう、鴆」
『若……』
氷麗はリクオに近づいていく
リ「あぁ、氷麗…お前も久しぶりだな」
『はい…また、覚醒なさられたのですね』
少し震える声で言う
リ「ふっ緊張してんのかい？」
そんな氷麗の耳元でリクオは艶やかな声で囁く
リ「初々しいな…氷麗、」
『ハゥっ！？///』
氷麗は顔を真っ赤にしていた
鴆「いちゃついてんじゃねぇぞリクオ」
リ「あぁ、悪い」
鴆「にしても、やっぱ４分の１は妖怪ってか。こっちはれっきとした妖怪だってのに…結局足手まといになっちまった…………なぁ、リクオ。今のお前なら継げるんじゃねぇのか、三代目。俺が生きているうちに晴れ姿、見せちゃくれねぇか。」
それを聞きながらリクオは酒を手に取る
リ「飲むかい？」
鴆「良いねぇ…俺についでくれんのかい」
鴆は盃を傾ける
鴆「リクオ、俺と盃を交わさねぇか？俺はあんたと正式な義兄弟になりてぇ」
リ「本気かい？」
鴆「俺はあんたのその器に、残りの命…かけてみてぇ」
リクオと鴆は盃を持った手を交差する
リ「いいぜ、鴆は弱い妖怪だからな…俺が守ってやるぜ。なにしろお前には、死ねない訳ってのがあるんだろ？」
鴆「聞いてたんですか…お人が悪い」
二人は盃を交わし、正式な義兄弟の契りを結んだ
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望月 - この小説のリクつら大好きです、続いて欲しいです。 (2022年8月20日 23時) (
レス) id: 9db5b6b25c (このIDを非表示/違反報告)
アヒル - 終わりになってますが、更新出来るならお願いします！ (2019年12月15日 12時) (レス) id: 389485fa80 (このIDを非表示/違反報告)
お餅猫 - とても面白いです！更新頑張ってください！ (2019年7月17日 6時) (レス) id: 26b36344d5 (このIDを非表示/違反報告)
☆Nami☆ - とっても面白いです！続きが凄く気になります！ (2018年3月4日 0時) (レス) id: 88dbc6df38 (このIDを非表示/違反報告)
レオ - バイトも頑張りつつ少しでも息抜き程度で更新頑張ってください♪応援してます！ (2017年11月6日 6時) (レス) id: b8cc97a2e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：†アリスの檻† | 作成日時：2015年12月3日 5時
