毒羽は竹林に舞う ページ14
リ「氷麗！帰ろう」
『はい！青は先に帰ってますよ』
学校が終わって二人で家にかえった
リ「ただいまー」
『ただいまです。ではリクオ様、私は家事をしてきますので』
リ「うん」
氷麗は台所へ向かった
毛「あら、おかえり氷麗。今鴆様来てるわよ
『ほんと？じゃあお茶をお出ししないと』
氷麗はテキパキとお茶の用意をして部屋に向かった
『若、鴆様、お茶をお持ちしました。失礼します』
すっと襖をあける
『どうぞ』
鴆「あぁ」
リ「ありがとう」
『いえ、では私はこれで』
氷麗は鴆とリクオには大事な話があるのだと思い、台所へさがった
毛「おかえり、どうだった？」
『多分、三代目のことについて話していたのだと思うわ。鴆様はとても楽しみにしておられましたから。』
毛「そうね…」
ガラッ
リ「氷麗！！」
『り、リクオ様！？』
リ「お酒が欲しいんだけど…」
『お酒…ですか？』
リ「うん、僕鴆くんに謝らなきゃ」
そういうリクオに氷麗は理由も聞かずに酒を渡した
『行くのはいいですが、私もついていきます！』
氷麗とリクオ、そして烏天狗は鴆のもとへ急いだ
『若、あちらです！』
視線の先には竹林の中に倒れている鴆とそれに向かい合うように立っている蛇太夫
烏「様子が変です」
鴆は蛇太夫を睨みながら言った
鴆「俺と盃交わした忠誠心はどこへやった…」
蛇「忠誠心？はて、なんのことやら」
鴆「情けねぇっ裏切り者め…」
蛇「いってみりゃああんたが先に俺を裏切ったんだ」
鴆「何！？」
蛇「あんたがもっと大物になってくれりゃあ俺も今のままでもっと良いめが見れたんだ、それを…なんかありゃあ奴良組のため奴良組のため……あんたにゃ男としての野心の欠片もねぇ、愛想が尽きた」
鴆「どうせお前も用がすめばお払い箱だ」
蛇「はっそうかもな…そんときゃあそんときだ、だがな…今はこれしかないんだよ」
鴆「そうか、だが俺にはまだやることがある！っうっくはっはぁっはぁっ」
蛇「あの奴良組の馬鹿息子のことか？」
『あいつっ』
蛇太夫の言葉に氷麗は怒りを抑えきれなくなっている
鴆「俺は…こんなところでお前に殺されてやる訳にはいかないんだっ」
蛇「せいぜい軟弱鳥は大袈裟に羽飛ばしてくたばりなぁぁぁ！！」
蛇太夫は首をのばして鴆を殺そうとした
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望月 - この小説のリクつら大好きです、続いて欲しいです。 (2022年8月20日 23時) (
レス) id: 9db5b6b25c (このIDを非表示/違反報告)
アヒル - 終わりになってますが、更新出来るならお願いします！ (2019年12月15日 12時) (レス) id: 389485fa80 (このIDを非表示/違反報告)
お餅猫 - とても面白いです！更新頑張ってください！ (2019年7月17日 6時) (レス) id: 26b36344d5 (このIDを非表示/違反報告)
☆Nami☆ - とっても面白いです！続きが凄く気になります！ (2018年3月4日 0時) (レス) id: 88dbc6df38 (このIDを非表示/違反報告)
レオ - バイトも頑張りつつ少しでも息抜き程度で更新頑張ってください♪応援してます！ (2017年11月6日 6時) (レス) id: b8cc97a2e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：†アリスの檻† | 作成日時：2015年12月3日 5時
