184話 ページ7
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？？？「…砂漠の旅は疲れただろう
すまんな この町は少々枯れている………
だが ゆっくり休んで行くといい…
宿ならいくらでもある…それが この町の自慢だからな…」
体中痩せこけ、ふらふらになりながらも必死にシャベルで砂を掘りながら、そう声をかけてくれた男はいいヤツだと直ぐにわかった。
ビビは顔を見られるのを避けるため、フードを引っ張り、気休め程度に顔を隠しながら、私達がこの町に来た本当の目的のもののことを尋ねる。
ビ「あの…
…この町には反乱軍がいると聞いてきたんですが…」
ビビがそういった瞬間…！
男はギロっと私達の事を睨みつけてきた。
な、何だ…？
？？？「反乱軍に何の用だね……
貴様ら まさか反乱軍に入りたいなんて輩じゃあるまいな!!!」
そして、その勢いのまま、おっさんは近くにあった樽やらバケツやら石やら何でもかんでもを私達の方に飛ばしてきた。
一通り投げ終わると落ち着いたのか、再び自身の足元の砂を掘り始める。
…忙しいヤツだな。そう思った。
？？？「…あのバカ共なら…もう この町にはいないぞ…!!!」
その一言に驚きの声が飛び交う。
こ、ここまで頑張って歩いてきたのに…。
おっさんはそのまま話を続けてくれた。
どうやら、さっきのような砂嵐は今に始まった事ではなく、３年前から砂嵐に苦しめられているらしい。
オアシスとしての機能を果たさなくなり、物資の流通もままならなくなり、反乱軍は『カトレア』に本拠地を移したらしい。
ビ「『カトレア!!?』」
ル「どこだ
それ近いのか!!?」
おい、ルフィ…！名前出しちゃ意味ねェだろ。
しかし、周りはそんな失態に気づく様子もなく話を続ける。
ビ「『ナノハナ』のとなりにあるオアシスよ」
そこは私達がとうに訪れた場所。
これは振り出しに戻っちまったって事か…。
？？？「
A「い いいいいいや？全然 そんな違ェぞ？お 王女とかじゃねェからな…？」
ル「おいおっさん!!ビビは王女じゃねェぞ!!?」
ゾ＆ウ「お前ら言うな」
そう言われて私達は頭を叩かれてしまった。
ここは得意の嘘で良かれと思って、乗り切ろうとしたんだが…。
ビ「あの…私はその…」
？？？「ビビちゃんなのか…!?そうなのかい!!?
生きてたんだな………!!私だよ!!わからないか!?無理もないな 少しやせたから」
ビ「トトおじさん……!?」
まさかの…知り合い…？
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キイラ(プロフ) - 八雲さん» 返信遅くなり、申し訳ありません！私もお気に入りの主人公ちゃんなので、またどうか見守ってあげてくださいませ…！更新頑張らせていただきます！！！ (2018年5月29日 13時) (
レス) id: 5d9384d76e (このIDを非表示/違反報告)
八雲(プロフ) - part１からみてきました！黒髪ショート、男口調、殴る蹴るで戦う・・・めっちゃ私好みの小説なんで更新頑張ってくださいね！ (2018年1月23日 18時) (レス) id: 156f742ab7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キイラ | 作成日時：2017年5月27日 10時
