心の距離、接近中。【Nozomu.K】

甘々…22 ページ22

家を出ると


すぐにわかる


玄関に立ってる望の姿。







その姿を見るだけで


心が舞い上がってくる。









私「…望…！」


望「A。おはよ」







いつもより


低い声で呼ばれ、ドキッとする。



カッコつけてる。


望の姿についつい、


笑いがでる。









私「ふふ、何カッコつけてんの」


望「えー？そんなことないよ？」









と言われ、


ふいに伸ばされる望の手。






私「なに？」







わかってるけど、


期待しそうで勘違いしそうで


誤魔化すように


手を見ながら問う。









望「なにって…手、繋ぐでしょ？」


私「…バカ」







キャラ作ってるって


わかってんのに顔が熱くなる。








望「俺は繋ぎたいけどなぁ〜」


私「うるさい。どこ行くの」







照れ隠しだって上手くできないし


望にはツンツンしちゃう。









変な期待させないでよ…

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