心の距離、接近中。【Nozomu.K】

甘々…21 ページ21

夜遅かったからだろうけど、


その日に返信はなかった。









私「ん"ん…9時……」






朝。


ケータイを、開くと


LINEの新着メッセージが。






寝ぼけ眼で画面を見ると


そこにはこう書かれていた。









望おはよー。10時に来てね








胸が高鳴った気がした。


10時。早く用意しなきゃ。






布団を剥ぎ取って


慌ただしく、私はクローゼットを


端から眺めた。









望が好きそうな服……。









どこに行くか知らないから


動きやすいように


パーカーに短パン。そして


チェック柄のシャツを腰巻に。









女の子っぽくないかもしれないけど、


望に会えるだけで


嬉しいんだもん。







髪は寝癖もないし


そのまま。





意外にも早く終わっちゃって


待ち遠しくなる。









何回も鏡見たり


シャツを結び直したり。









そろそろ行った方がいいかな。




会いたいよ。望。

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