064話 ページ15
市村≪何言ってんだ!≫
柊「生徒の命は教師の皆さんにかかっています。良い知らせを待ってますよー!では」
そう言って通話を切った先生に生徒達からの疑問の声が多く飛び交う。
茅野「今のどういうことですか」
柊「言ったとおりだ。hunterなる人物が名乗り出なければ教室を爆破する」
石倉「俺たちはもちろん……避難できるんだよな?」
兵頭「何黙ってんだよ!俺たち手組んだんじゃなかったのかよ!」
柊「勘違いするなよ。お前たちと仲間になったつもりはない。俺がお前たちに協力を仰いだのは、真実を暴くために命を差し出してくれ。そういう意味だ
はい。ケータイストップ」
みんながSケータイを手に取った瞬間腕時計である起爆装置に手をかけた先生。
そして、ケータイと私物は初日と同じように回収された。
懐かしい光景……。
逢沢「ということは、俺たちはhunterが名乗り出なかったら殺されるってことですか?」
柊「ピンポーン、話が分かる。さすがは“元”内通者ー
とは言え、このまま首を洗って待ってるのも可哀そうだなぁ。じゃあ、お前ら、先生を説得してみるか?生徒が必死に命乞いをすれば、犯人の心が揺らぐかもしれない」
石倉「ふざけんなよ……」
すると先生は教卓の上に置いたままだった眼鏡を手に取り
再び話を再開した。
柊「いいか。上辺だけで物事を見るな、本質から目を背けるな。Let`s think
A、袋持つの手伝って」
『ほーい』
結城「あっ、私も手伝います」
私が教室を出ていく時、さくらが何かに気づいたように「あっ」と呟いた。
そう、自分で気づくことに意味がある。
まぁ、信じろ信じるなゲームが続いてることなんて皆考えてないと思うけど。
柊「そこ置いといて」
『はーい』
そう言って準備室にいったん入った先生を見送っていると
ガサゴソと音がした。
『なにしてんの?』
結城「あっ、その……内緒にして!お願いね!」
『えー……』
結城さんが自分のケータイだけを袋から持ち去ってしまった。
先生はどうせ気づいてるんだろうけど、
私はこの計画が不利な方に向かないか気が気じゃない。
私は準備室に袋を運びながら聞く。
『先生、いいの?』
柊「今は泳がせておく」
『そっか……っ!!いっ、あぁ……くっ』
柊「っ!A!」
突然の痛みに屈みこむ。
良かった。運び終わった後で……。
私は先生に抱えられ簡易ベットで横になり渡された薬を飲んだ。
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唯颯(プロフ) - ハナさん» 大丈夫です (2021年1月13日 4時) (レス) id: f647fc3f6b (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - 質問大丈夫ですか? (2021年1月10日 21時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
唯颯(プロフ) - スライムさん» ありがとうございます!頑張ります! (2020年1月28日 23時) (レス) id: a45fde35bc (このIDを非表示/違反報告)
スライム(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください (2020年1月28日 23時) (レス) id: 028b55ef6b (このIDを非表示/違反報告)
蒼炎 - 楽しみです!!!\(//∇//)\ (2020年1月28日 22時) (レス) id: 874e279780 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:唯颯 | 作成日時:2020年1月20日 23時