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052話 ページ3

柊「甲斐、警察が喜志を拘束した。お前もお前の家族も心配ない。

それとお前のお母さんのことだが、佐久間先生のご実家が介護施設を経営しているらしく、お母さんの面倒を見てくれるそうだ

変わるなら今だ!お前のその手で、道を切り開け!
俺が好きなヒーローのセリフだ」

甲斐「なんだよ、それ……」

ガルムフェニックスじゃん。

でも、とりあえず喜志さんには洗いざらい吐いてもらわないと……。

さて、先生の汗もひどいなぁ…。

石倉君と須永君は、床にへたり込む甲斐君に手を差し伸べた。

私は、隣で泣いているさくらの頭をそっと撫でた。


『さくらのお陰だよ。なんてことをと思ったけど、さくらがあぁ言ってくれたから

甲斐君が先生を信じてくれた。ありがとね』

茅野「A……あっ、そういえばAも知ってたんでしょ?中尾君言ってたよ」

『……さ、さぁ?なんのことかなぁ(中尾シバく……)』


私とさくらが他愛ない会話をしていると、

生徒たちが殺されたはずの6人はどこだと先生に詰め寄る。


『さくら、私ね。ずっと言おうと思ってたことがあるんだ』

茅野「なになに?先生のこと好きって話?」

『……なんでそれ知ってんの?』

茅野「あ?違った?それとももう付き合ってるって話?」

『全然違いますー!!私の家族の話』

茅野「Aの……家族」

『うん。今なら話せる気がするんだ』


私が話し出すタイミングと

先生が「俺の目的は」と話し出すタイミングがほぼ一緒だった。

しかし、先生の体が僅かに傾いたのを見た私は

すぐに駆け出した。

生徒をかき分け、床にぶつかる寸前のところでナイスキャッチ。


『先生?一颯先生!!』


先生の顔に血の気はなく、青ざめている。

きっと甲斐君とぶつかり合ったことでの体力の消耗と

病気の痛みが関係しているんだろう。

少し熱もある。


私は、床に腰をおろし、自分のブレザーを床に敷いてから先生を寝かせた。

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設定タグ:3年A組 , 菅田将暉 , 柊一颯   
作品ジャンル:タレント
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唯颯(プロフ) - ハナさん» 大丈夫です (2021年1月13日 4時) (レス) id: f647fc3f6b (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - 質問大丈夫ですか? (2021年1月10日 21時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
唯颯(プロフ) - スライムさん» ありがとうございます!頑張ります! (2020年1月28日 23時) (レス) id: a45fde35bc (このIDを非表示/違反報告)
スライム(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください (2020年1月28日 23時) (レス) id: 028b55ef6b (このIDを非表示/違反報告)
蒼炎 - 楽しみです!!!\(//∇//)\ (2020年1月28日 22時) (レス) id: 874e279780 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:唯颯 | 作成日時:2020年1月20日 23時

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