003話 ページ4
皆が教室内に入るのを見た先生は黒板に
この階の見取り図を貼り、さっき爆発したところに大きく赤いチョークでバツを書いた。
柊「今の爆発で君たちは、この教室と隣の美術室、そしてトイレ以外は行けなくなった。
……完全に退路を断たれたことになる」
爆破して閉じ込めたにしては、トイレと美術室を確保しといてくれる辺り優しい。
で、座ってるの私だけかい。
なんか申し訳ないな……私も立っといた方がいいのかな。
魚住「全然話についていけないんだけど」
結城「え、これドッキリだよね」
『こんな壮大なドッキリあってたまるか』
柊「もちろん、リアルだ。ちなみにこの学校には、さっきみたいな爆弾が至る所に仕掛けられている。」
逢沢「この教室にも爆弾があるってことですか?」
柊「1、2、3」
そういって教室の三ヵ所を指さす先生の言葉にざわつき始める生徒たち。
まぁ、そりゃびっくりするし怖いよね。
冷静すぎるかもしれないけど、騒いだところでどうすることもできないし……
今は爆破されないようにおとなしくしているしかない。
柊「分かったら、席に着こうか。」
先生の言葉通り席に着く生徒たち。
先生は窓の外を見ながら「おー走ってる走ってる」と言っている。
その隙をついて、ケータイを取り出した生徒がいた。
わりと大勢。ネット社会だなぁ……。
柊「はい、ケータイストップ!
これからみんなの携帯電話と鞄を回収するから」
そう言い机と机の間を歩きながら
柊「もし余計なことをしたら……バンッッ!!」
まだケータイを弄っていた西崎の背中を勢いよく叩く。
派手に体を弾ませながら驚いた西崎君。
ケータイを隠しながら操作する仕草がプロすぎる。
柊「それが嫌なら、この中に全部入れろ」
ケータイと鞄を袋に入れていく生徒に「素直でよろしい」と誉め言葉を言いながら回収してまわる。
鞄もケータイも入れた光永君に声をかけた先生。
柊「2台目も」
光永「はは……ばれてーら」
苦笑いをしながら光永君は、2台目のケータイも素直に袋に入れた。
1番後ろの甲斐軍団に差し掛かった時、石倉君が机を叩きながら立ち上がるも
先生が肘で押して座らせる。
『びっくりした……』
逢沢君はいつも回しているビデオカメラも没収されていた。
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唯颯(プロフ) - LOVEさん» 私の誤字だと思います。ご指摘ありがとうございます。 (2021年2月17日 16時) (レス) id: f647fc3f6b (このIDを非表示/違反報告)
LOVE - 29話の「教師と先生」って一緒ですよね? (2021年2月17日 12時) (レス) id: ebb56eccf7 (このIDを非表示/違反報告)
唯颯(プロフ) - 柊一颯LOVEさん» いえ、大丈夫ですよ。こちらこそ、申し訳ありませんでした。 (2020年1月22日 20時) (レス) id: 40f3f22d26 (このIDを非表示/違反報告)
柊一颯LOVE - 唯颯さん» 唯颯さんと涼紅さんと同じ人物の人に酷いコメントを書いてしまってすみませんでした私は唯颯さんと涼紅さんと同じ人物の人に酷いコメントを書いてしまった事を物凄く深く反省をしています本当に申し訳ございませんでした(T△T) (2020年1月19日 23時) (携帯から) (レス) id: 0760400581 (このIDを非表示/違反報告)
柊一颯LOVE - 唯颯さん» 私は貴女涼紅さんと唯颯同じ人物の人だと分かっていたけど信じられません(怒)貴女唯颯はご迷惑お掛けしましたと思っているんですか(怒)私は貴女涼紅さんと唯颯同じ人物の人でもいい迷惑でした(怒) (2020年1月16日 18時) (携帯から) (レス) id: 0760400581 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:唯颯 | 作成日時:2020年1月10日 14時