058. ページ10
❦
「はじめまして！ヒョジンです！」
何人か知ってる人もいたけど、はじめましてって元気に挨拶をした。BTSのおにぃちゃん達も僕に名前を教えてくれたから、指を降りながらおにぃちゃん達の名前を復唱する。
「ジンにぃちゃん、ユキにぃちゃん、ナムにぃちゃん、ソクにぃちゃん、ジミンにぃちゃん、テテにぃちゃん、グクにぃちゃん！」
覚えたよ！ってみんなに伝えると、みんなで僕の頭をくしゃくしゃって撫でてくれた。
PD「ヒョジン君、はじめまして」
「…？」
PD「私はここ、そこにいるBTSが所属する事務所のプロデューサーをしてるんだ」
「ぷろ……？」
PD「私のことは是非、君の呼びやすいように呼んでほしいな。彼らにはPDニム、と呼ばれてるけど」
「……ぷにむ！」
長くて初めて聞く言葉だったから、短くしてぷにむ！って呼んだらおにぃちゃん達が一斉に大きな声で笑う。
JN「ぷにむ！いいね！俺たちもそう呼ぼうかな」
PD「やめなさい」
RM「ぷにむ…！変な呼び方するのヌナにそっくり！」
「…ぷにむ…だめですか？」
心配になって声をかける。
ALL「(可愛い…天使)」
PD「いや、良いんだ。プニムでいいよ」
「よかったぁ…」
怒られちゃうかと思ってドキドキした…
PD「ところでヒョジン」
「なあに？」
PD「ここで、ダンスや歌を本格的に練習してみないか？そこにいるお兄ちゃん達と」
「…練習？」
PD「そうだ。そしてゆくゆくはこのお兄ちゃん達と一緒にダンスや歌をお仕事にするんだ」
少し前にママと一緒にみたテレビで、にぃちゃんたちはすごくキラキラしてた。今僕の目の前にいるにぃちゃん達とは少し違くて、キラキラですーっごく格好良かった。それに、それを見て凄くドキドキもした。そんな僕を見て、「ヒョジンがやりたい事は全部やってね。ママが応援するから」って言ってた。「お兄ちゃんたちキラキラで格好いいね」って。
僕が、もっともっとダンスもお歌も上手になったら、ママは喜んでくれるかな？
「…僕に、できるかな？」
PD「それは君次第だよヒョジン。君がこれからどんな努力をして、どんな人生の選択をするか次第。だけど私は君のことを全力サポートするよ」
プニムの言ってることは僕には少し難しかった。だけど、にぃちゃん達を見たら「大丈夫」って頷いてくれたから、僕もにぃちゃん達に頷き返した。
「僕、やってみたい！」
この出来事が、これからずーっと先までの僕の未来を変えた。
❦
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 231人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
流空星(プロフ) - ゆきりんさん» ゆきりん様 コメントありがとうございます！今のところ続編は考えていなかったのですが折角お言葉を頂けたので考えてみますね！ (2021年1月26日 21時) (
レス) id: 6dd67c091f (このIDを非表示/違反報告)
ゆきりん - 続編楽しみにしております！！ (2021年1月26日 1時) (レス) id: 14affb9ac3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：流空星 | 作成日時：2019年7月17日 14時
