キミの嘘も、寝顔も、明日も。-Ki-【after story】

番外編〜Let's shopping!〜 ページ9

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「あ、もしもし…」



宏光『終わった？』



「はい、今終わりました。どの辺にいますか？」



宏光『俺が行くから。そこで待ってろ』



「わかりました、ありがとうございます」












ちょうどオムツを換え終わるタイミングで現れた宏くんとはなちゃん。












宏光「腹減っただろ？俺とはなでそら見てるから、これ食え」












差し出されたハンバーガーの紙袋と、優しく微笑む彼の笑顔。



小さい子が遊べるようになってるスペースにはなちゃんとそらを連れて向かっていく。












「…おいし」












久しぶりに食べたハンバーガーはすごくおいしくて。



向こうにいるはなちゃんや宏くんたちを見つめながら口に運んだ。



楽しそうに笑うはなちゃんや宏くんを見てると幸せで。



思わず自分の口元が緩むのを感じてしまう。



















？「おねーさんおねーさん！」












突然頭上から聞こえた声。












「…私、ですか？」



？「そう！おねぇさん美人だね〜」



「え？ありがとう…ございます…」



？「一人なら一緒にどっか行かない？俺車持ってるからさ」



「いや、私は……」



宏光「俺の嫁になんか用？」



「…宏くん、」



？「…っち。…んだよ」












舌打ちをして去っていった男の人。



そして、少々不機嫌宏光な彼。












宏光「はぁー…、ったくお前は…」












溜息を尽きながらはい、ってそらを私の腕へ。












宏光「ちゃんとそら抱っこしてろよ」












ぷに、って人差し指で鼻の頭押さえられて。



またはなちゃんの方へ戻っていった。













あれ？



もしかして今のって、ナンパだったとか？



え、うそ…！！



こんなママ感バリバリなのに！？



しかも宏くん、もしかしてやきもち…？



ぐふ…だめだ。



にやけてきちゃう……












そら「あぶーーー」












…そら、どうしよう。



ママね、パパの事ががすきすぎる。






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