キミの嘘も、寝顔も、明日も。-Ki-【after story】

番外編〜結婚記念日〜 ページ47

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宏「いやー、今日はマジでありがとな。藤ヶ谷もさきちゃんも」



松「二人っきりの記念日、楽しかったですか？」



「ふふ、すっごく楽しかったよ」



藤「さっきエレベーターの中でも楽しそうだったもんな」



「だからそれは忘れて下さいって…！///」













少しさみしくなっちゃったらしいはなが、藤ヶ谷と散歩に行くつもりだったらしい。



ぐっすり眠ってるそらと、俺にべったりくっついて離れないはなを抱っこして藤ヶ谷とさきちゃんにお礼を言った。













藤「二人とも良い子だったから、俺らでよかったらまたいつでも」



「すいません、ほんとにありがとうございます」



宏「お前ら来年式挙げんだよな？楽しみにしてるからさ」



藤「…そうだ、子供達二人に大役をやってもらいたいって思ってるんだ。はなにはもう了承済みだからよろしくな」



宏「えぇー…、はなはともかく、そらは…いけんのか？」



「…どうでしょう」



松「リングを持って歩いてくるだけなんで大丈夫ですよ。よろしくお願いします」



宏「…よし。じゃあとりあえず、なんでもかんでも投げないようにしておかねぇと…」



「ふふ、ですね」














藤ヶ谷とさきちゃんと別れ、帰りのタクシーの中ではすっかり熟睡な子供達。



Aがそらを抱っこして、俺がはなをおんぶして。



辿り着いたマンションの廊下を若干息切れしながら歩いた。













宏「っだぁぁぁー……はな重っ……」



「んふふ、お疲れさまです」













コップに水くんで差し出してくれるA。



汗かいたでしょ？お風呂どうぞ、だって。













宏「…いやいや、違うでしょ」



「え？」



宏「ほら、おいで」



「…え、は…ちょっ、え…っ！？////」














ばーか。



んなの決まってんだろ。






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