キミの嘘も、寝顔も、明日も。-Ki-【after story】

番外編〜そらくんがやってきた〜 ページ3

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宏光「…ねぇ」



「はい…？」



宏光「…その、さ。…一カ月検診て、こないだ行っただろ？」



「あ、はい。行きましたよ？」



宏光「順調だったの？そらも…お前も…」



「はい、おかげさまで順調でしたよ。そらも体重の伸び、少し小さいくらいで。母乳も良く出てるらしいので」



宏光「そっか」



「はい」



宏光「…」



「…？」



宏光「……うん、で、お前は？」



「え？…順調でしたって…」



宏光「…じゃあ夫婦生活の方とかも？」



「…ふっ……、///」



宏光「…まだ無理？」



「……ゃ、…あの…っ//」













無理じゃない。



先生言ってた。



一カ月たったし、夫婦生活もOKですよ、って。



でも…













「…大丈夫とは…言われました…、//」



宏光「まじ？」



「はい…、でもっ…」



宏光「…でも？」



「…その、やっぱり怖くて…」













だって…！



ついこの間まで痛かったし…



傷口触れると痛々しいし…



なんか、痛そうだもん…！！













宏光「…だよなー」














ごろん、てソファーに沈み込んだ宏くん。



なんだか申し訳なくて、隣にひっついて同じように沈み込んだ。














「…なんか、すいません」



宏光「お前は悪くねぇだろ」



「でも…













言いかけた瞬間、グルンて私に覆い被さった宏くん。



人差し指で思いっきり私の鼻の頭ブニ、ってして笑ってる。













「…なにするんですか」



宏光「ん？憂さ晴らし(笑)」



「…んぐっ」













あげく両方のほっぺた挟まれて。



ふはは、って楽しそうに笑う彼を下からちょっとだけ睨んでみる。













宏光「んな顔したってやめてやんねぇぞ」



「なんででふかっ」



宏光「うはは(笑)」



「むうぅぅーーーっ！！」













バタバタと足を動かして見れば、反対側の手でシー…、って人差し指立てて。



その後すぐに宏くんの顔が近付いてきて、挟まれたままキスをした。













宏光「…じゃあ、キスならいい？」



「へ…？」



宏光「キスなら何回してもい？」



「……はい、//」














フフ、って優しく微笑んだ彼は、おでこに優しく唇を押し当てて。



瞼やほっぺたにもキスを降らせた。







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