LUCKY★SEVEN 〜F.T〜

34〜F.side〜 ページ36

藤ヶ谷side



ある時、セブンイレブンのフェアがはじまった。

そして、マネージャーから俺らのオリジナルDVDが出るって聞いた。




いっつも急だなーなんてメンバーと顔をあわせていた。



マネ「今回は野外の撮影とー、実際のセブンイレブンさんをお借りして撮影しようと思う」




これ一応流れと台本とだからー、と言って渡された冊子。




実際のセブンイレブン……





ガタッと椅子から立ち上がって部屋から出て行ったマネージャーを追いかけた。





藤「マネージャー、あの…撮影でお借りするセブンイレブンさんってもう決まってるんですか？」


マネ「いや？まだだけど…」


藤「じ、じゃあ！俺いい場所知ってます。都心からちょっとはずれてて、わりと静かな場所にあるんですけど…前俺がよく通ってたんすけど…」


マネ「そうなのか！いやぁ〜ちょうど探してたとこだったから、そこの詳しい場所教えてくんない？」




あわよくば…的な考えで行動に出た俺だったんだけど。



まさかのOKに、俺は小さくガッツポーズ。笑




ついでに、冊子を見ながら


藤「こことか…本物の店員とか使った方がいいんじゃないっすか？」


マネ「なるほどね、伝えてみるよ！それにしても藤ヶ谷、いつにもまして真剣だな！」




いや、俺はいつだって真剣ですよ〜なんて誤魔化して楽屋に戻った。




北「藤ヶ谷、なにしてたの？」


藤「別に？」






そして、俺の提案が通ってしまったらしく。


あのセブンイレブンでの撮影が決定した。




…もちろん、出演してもらう店員が彼女であるかどうかなんて、期待はしてなかったんだけど。

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