LUCKY★SEVEN 〜F.T〜

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……結局来ないんじゃん。


そんな事を思いながら自転車をこぐ帰り道。

なんとなく残念に思っている自分に対し、頭の中はクエスチョンマーク。



んん？？

私…何を期待してたんだろう。



きっと芸能人を見てみたいという軽いミーハーな気持ちだろう、という考えで頭の中をまとめた。



いや……考えたくなかった.が正直な気持ちなのかもしれない。



誰かの事を気になる、なんていう感情は、とうの昔に捨てたのだから。







無心に自転車をこぎ続け、保育園に着いた。

今日も保育園に残っているのは太陽だけ。



いつものように、眠っている太陽を座らせ家へとまた自転車を走らせる。




家に着き、太陽を寝かせて、ふぅっとため息をついた。

この頃ため息が多いな、と気づく。

シングルマザーになって、一人で仕事、育児をするようになってからクセになってしまっているのかも。


ふと、携帯に目をやると、LINEの通知が着ていた。



『お疲れ！！あれから例の客は来た！？どんなだったの〜？？気になって明日まで待てないよー♪♪(笑)』



純からだった。

明日また仕事で一緒になるのに。笑



『お疲れさま★今日は来なかったよ〜。そんなに興奮することなの？？笑』



と返事をして、お風呂に入った。


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