太宰(現代) ページ5
太宰said
私は、つい最近Aと付き合い始めた。とても可愛い子だ。
「A〜、国木田君と一緒に仕事なんかしてないで、私の家においでよ〜」
ふと、Aに私の家に来て欲しくなったので、そう声を掛けた。
「分かった!治の家に行く〜。治大好き!」
あぁ、Aはこうやって直ぐついてくるから可愛い。
「私も大好きだよ。Aは誰にもあげない。…じゃあ行こうか。国木田君、後は宜しくねえ」
「おい太宰ぃぃ!!!仕事をして行けぇぇ!!そしてAを誑かすなぁ!!!」
国…何とか君が色々言ってるけど、聞こえないフリをして探偵社を出た。
ーーー
「はい、着いたよ」
「治の家久しぶり!ん〜、良い匂い!治と同じ匂いだね」
「そりゃあ私の家だからね」
そんな事を言いながら靴を脱いで、駆けていくAは本当に可愛い。
今日、彼女はスカートを履いているから、慌てて駆けていくと中が見えてしまう事、分かっていないのだろうか。
私だって男だ。そんな所を見てしまったら、我慢が効かなくなってしまう。
そんな本音を無理やり抑えて、なるべく普通に話しかけた。
「A、夜ご飯食べてく?」
「うん!…あ、ごめんね、泊まっていく気満々だった…。」
「あ、良いよ、私は全然大丈夫だけど…」
「だけど?」
Aが頭の上にクエスチョンマークを浮かべる。
あぁ、もう、本当に鈍感だなぁ。
「……だけど、ベッドは1つしかないよ?」
「うん、そうでしょ?」
「え」
「知ってるよ〜。一緒に寝るんでしょ?付き合ってるし、別に良いじゃない。治は嫌なの?」
「そういう訳じゃ無いけど…。」
…………A、凄く純粋なんだね…。
男と一緒に寝るって事の意味が分からないのかな
「……じゃあ、私が教えてあげなきゃね」
「……?治、なんか言った?」
「なにも」
食材を刻みながら、そう答えた。
ーーー
「あ〜、美味しかった!治、料理上手だね〜」
「ありがとう。さて、じゃあ寝ようか」
「うん!」
Aの純粋な笑顔を見て、僅かに罪悪感が湧くが、もう決めた事だ。それに、悪いのはAなんだから。
ベッドにAが入ろうとする。
「治、早く!」
「そうだね、私ももう限界だ」
そう言って、Aの上に馬乗りになる。
そして、Aの柔らかい唇にキスを落とした
「……悪いのは、Aなんだからね?」
今日は、もう我慢が効かないみたいだ
ーーーーーー
「評価してくれたら、もっと色々教えてあげるよ」
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中也の手袋が欲しい - 最高すぎる!! (11月13日 15時) (レス) @page20 id: 194b92769c (このIDを非表示/違反報告)
JUN - 中也がかっこよすぎる!この小説最高だわ (2019年5月2日 20時) (レス) id: 97f39245ad (このIDを非表示/違反報告)
ゆうひ - なにこれ可愛い辛い (2018年10月5日 18時) (レス) id: 39d2cea73a (このIDを非表示/違反報告)
太宰ファン - 神小説きたーー!!! (2018年9月29日 9時) (レス) id: 6afcaca5b3 (このIDを非表示/違反報告)
太宰ファン - 太宰さんかっこよー! (2018年9月29日 9時) (レス) id: 6afcaca5b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:オリーブ | 作成日時:2016年12月12日 23時