八万六千四百十五秒 ページ16
アサ「チッ…兄さんか?まってろよ」
アーサーがドアを開け、少し涼しい風が体にあたる。
あ「(涼しい……)」
今までの重く、苦しい空気がなくなったようだ。
「−−−−−!!」「−−−−!」「−−−−−−−!」
玄関の方からなにやら騒がしい声が聞こえてくる。
この声は…
アル「A!助けに来たんだぞ!」
あ「ア、アルフレッド君…!」
私の顔色がよくなったような気がする。
アル「アーサー、Aを返してもらおうか」
アサ「何言ってるんだ、Aは俺のものだ。お前のじゃない」
アル「君はまだ気づいていないのかい!?君はAを愛してるだろうけど、
Aは君のことを何とも思っていない!ただのクラスメイトだ!!」
アサ「なっ…それでもいいさ、じゃあお前とAはどういう関係だ?
クラスメイトだろ?」
アル「っそれは…」
アサ「俺はAを愛しているんだ。他のものなど目障りなだけ、ここに居られるのはこの俺だけでいい。お前には関係ない。」
アル「っ関係あるよ!!俺はAの事が好きなんだ!」
あ「アルフレッド君…っ」
まさか、両想いだったなんて、信じられなくて涙が自然に出てきた。
アサ「『愛してる』と『好き』は違うだろ?」
アル「どっちも同じだよ…!Aをかえしてもらう…!!」
アサ「やってみろよ、力づくでな」
アル「っ…!」
アルフレッド君は、私の方に向かって走り出した。
そして、動けなくなっていた私を抱きかかえて開いている窓から飛び降りた。
あ「っアルフレッド君!?」
アル「大丈夫、俺を信じて」
いつものヒーロー気取りはどこかに行って、アルフレッド君がいつもよりかっこよく見えた。
地面に着地したと同時に、アーサーが飛び降りた窓から私達の事を見ていた。
追ってこないよね…?
そう心配になりながら、私はアルフレッド君とアーサーの家を脱出した。
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英国娘@妄想しすぎた少女(プロフ) - みよしさん» わあああコメントありがとうございます;;頑張りますね…! (2015年8月27日 14時) (レス) id: 73f1ea7f09 (このIDを非表示/違反報告)
英国娘@妄想しすぎた少女(プロフ) - こけっし@in率低下さん» 運命ですかね((( (2015年8月27日 14時) (レス) id: 73f1ea7f09 (このIDを非表示/違反報告)
こけっし@in率低下(プロフ) - そういや眉毛の愛情狂現動画が自分の初見APH動画だった… (2015年8月27日 14時) (携帯から) (レス) id: 7de5285e65 (このIDを非表示/違反報告)
みよし(プロフ) - ぷーちゃん待ってますよー! (2015年8月27日 14時) (レス) id: 8539e37307 (このIDを非表示/違反報告)
( 天^し^姫 )(プロフ) - Twitterのアカウントを表記する等の個人情報表記はだめですよ~ (2015年5月7日 3時) (レス) id: 926a105bfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:英国娘@妄想しすぎた少女 | 作者ホームページ:(・А・)ナニソレオイシイノー?
作成日時:2014年12月26日 20時