検索窓
今日:1 hit、昨日:9 hit、合計:32,875 hit

八万六千四百十五秒 ページ16

アサ「チッ…兄さんか?まってろよ」



アーサーがドアを開け、少し涼しい風が体にあたる。


あ「(涼しい……)」



今までの重く、苦しい空気がなくなったようだ。



「−−−−−!!」「−−−−!」「−−−−−−−!」



玄関の方からなにやら騒がしい声が聞こえてくる。



この声は…



アル「A!助けに来たんだぞ!」



あ「ア、アルフレッド君…!」



私の顔色がよくなったような気がする。



アル「アーサー、Aを返してもらおうか」



アサ「何言ってるんだ、Aは俺のものだ。お前のじゃない」



アル「君はまだ気づいていないのかい!?君はAを愛してるだろうけど、



Aは君のことを何とも思っていない!ただのクラスメイトだ!!」




アサ「なっ…それでもいいさ、じゃあお前とAはどういう関係だ?



クラスメイトだろ?」



アル「っそれは…」




アサ「俺はAを愛しているんだ。他のものなど目障りなだけ、ここに居られるのはこの俺だけでいい。お前には関係ない。」



アル「っ関係あるよ!!俺はAの事が好きなんだ!」



あ「アルフレッド君…っ」



まさか、両想いだったなんて、信じられなくて涙が自然に出てきた。




アサ「『愛してる』と『好き』は違うだろ?」



アル「どっちも同じだよ…!Aをかえしてもらう…!!」



アサ「やってみろよ、力づくでな」



アル「っ…!」



アルフレッド君は、私の方に向かって走り出した。



そして、動けなくなっていた私を抱きかかえて開いている窓から飛び降りた。



あ「っアルフレッド君!?」



アル「大丈夫、俺を信じて」



いつものヒーロー気取りはどこかに行って、アルフレッド君がいつもよりかっこよく見えた。



地面に着地したと同時に、アーサーが飛び降りた窓から私達の事を見ていた。



追ってこないよね…?



そう心配になりながら、私はアルフレッド君とアーサーの家を脱出した。

八万六千四百十六秒→←八万六千四百十四秒



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (43 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
52人がお気に入り
設定タグ:ヘタリア , アーサー , 眉毛   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

英国娘@妄想しすぎた少女(プロフ) - みよしさん» わあああコメントありがとうございます;;頑張りますね…! (2015年8月27日 14時) (レス) id: 73f1ea7f09 (このIDを非表示/違反報告)
英国娘@妄想しすぎた少女(プロフ) - こけっし@in率低下さん» 運命ですかね((( (2015年8月27日 14時) (レス) id: 73f1ea7f09 (このIDを非表示/違反報告)
こけっし@in率低下(プロフ) - そういや眉毛の愛情狂現動画が自分の初見APH動画だった… (2015年8月27日 14時) (携帯から) (レス) id: 7de5285e65 (このIDを非表示/違反報告)
みよし(プロフ) - ぷーちゃん待ってますよー! (2015年8月27日 14時) (レス) id: 8539e37307 (このIDを非表示/違反報告)
( 天^し^姫 )(プロフ) - Twitterのアカウントを表記する等の個人情報表記はだめですよ~ (2015年5月7日 3時) (レス) id: 926a105bfc (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:英国娘@妄想しすぎた少女 | 作者ホームページ:(・А・)ナニソレオイシイノー?  
作成日時:2014年12月26日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。