・ ページ6
・大晴side
柊和「……理佐？」
渡邉理佐。クラスの女子のリーダー。
理佐「……何これ。」
何か不機嫌……？
理佐「ねえ福本、ここどこ？」
大晴「知らんわ。」
知ってたらとっくに逃げとるやろ。
理佐「……何なのこれ。」
ｶﾞﾊﾞｯ
理佐「……誰？」
理佐の反対側の席にいたのは……
柊和「……葵？」
葵「……ねえ！どこここ！？」
葵「ここどこどこどこどこ！？」
柊和「ドコドコドコ？？」
葵「ここはどこなの！？」
柊和「そんなん知らんわ！」
葵「何なの……。見たいテレビ合ったのに〜」
そう言って伏せてしまった。
流星「……柊和くん。」
柊和「ん？」
流星「ここに来るまで、何してた？」
柊和「えっと〜……確か、バイトの帰り！コンビニに寄ってた。流星は？」
流星「家で明日の答辞の練習してた……」
柊和「明日は卒業式やったのにな……」
柊和「……なんか、外人の人に話かけられた気がする。めっちゃ早口で、どこの国の言葉かわからんかったけど……」
理佐「それ！私も聞いた……」
葵「……外国語？私そんなの聞いてないし。」
ん〜……今の会話には手掛かりはほぼ無いな。
葵「てかここどこなの？」
大晴「どこかは分からへんの！」
どうしてみんな俺に聞くん？
……絶対"アイツ"のせいやろ。
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作者名：のこのこ | 作成日時：2017年12月17日 22時
