君に溺れた恋物語〜K.Otomo〜

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季節は巡り、高校1年生になった。








コウくんは別の進学校へ行ったものの、
不良と喧嘩に明け暮れてるみたい。









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『おっすーー』







［大友おはよー！］


［夏芽おっはよー！］






「おはよう！」









夏芽は、彼のお陰もあって普通の高校生活を送っていた。









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私が中学生時代に明るく振舞っていたのは、
彼に少しでも見てもらうためだったから。

私がきっかけで、彼に笑ってもらえれば…って思ってたから。



今は、そんなことする必要もない。









私はというものの、









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夏芽「A、おはよう。」




「あ、おはよう。」









相変わらず夏芽とは仲良しだけど、

クラスの真ん中なんかじゃなくて、どこにでもいる平凡な女子になった。









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カナは高校に入ってから、
髪を切ってメイクをして綺麗になった。

性格も明るくなったと思う。









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彼は……大友勝利は、

変わってないけど、変わった。

周りを気にし出したせいか、眉毛まで整えちゃったりして。


夏芽と付き合うまで秒読みだと思う。









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意外と町外に出たり、他県に行く人が多くて
この学校には私と夏芽、彼とカナのみ。




だから私と彼の過去を知ってる人もいない。





みんなの中で、彼は夏芽といい雰囲気の人。








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かーくんの恋が結ばれるまで、あと少し。









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評価・コメント ありがとうございます！


更新遅くてすみません……。

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