アンチの私と人気作者【占いツクール】

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そんな中で、人気作者、ローズマリーという人を見つけた。
私は占ツクを５年ほど利用している。いろいろな作品を読み漁った。
お気に入り作者登録数が五百人を超えるとなれる、『スター作者』の作品も。

しかし、占ツク利用者に好まれる書きかたしかしない人が多い。
とにかく、つまらない。

ローズマリーという人は違った。
しっかりとした、『小説』を書いている。それはもう、プロ顔負け、というくらいの文章力。
ああ、この人ならスター作者でも違和感は何もない。

ただ、残念なことに、彼女はお気に入り登録作者ランキング５位だ。
５位、というだけでもかなりの人気ではあるのだが……。

ちなみに１位の作者は「美緒」。人の名前のようだ。
美緒という人の書き方は、いわゆる『台本書き』。
文章力も決して高いとは言えないだろう。

何故、美緒がそれほど人気なのか。
それは、書いている小説が、実在する人間の夢小説だからだろう。

夢小説は、占ツクの利用者が一番といっていいほど好むジャンルだ。
そういう作品を書く人は、たとえ短期間であろうと、文章力が低かろうと、
大体人気作者になってしまうのだ。本当に文章力のある人を追い越して。

人気作者になるほど、当然『信者』や『アンチ』も増える。
それを知らないで、人気作者になってから
「何か、すぐに評価が増えていくんだけど……」
と、作品内の作者のページでつぶやく人が多いのだ。

ただ、人気がほしいから。それだけで、夢小説を書いている人もいる。
ただ、あまりにも実在する人物のイメージが壊れるのはやめてほしいところである。
二次創作でいう、『キャラヘイト』のような感じだ。

しかも、人気作者に限って、違反行為を繰り返す。
新米作者のほうが、しっかりした文で、いいものを書くのに……。

違反をして、いい評価をもらって、知名度を上げる。
それのどこが、『神！』という言葉になるのだろうか。
人気作者なら、何をしてもいいというわけではないのだ。

それを、しっかりと分かっていない人があまりにも多すぎる。

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