【リボーン成り代わり】パラレルワールドか…確かにそうかもね… (ページ2)

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…これからは彼女に対する態度も変えないと… ページ2

応接室に着いた
いつものようにノックしようと手を伸ばしたところで止まる
ちょっと待てよ…?よく考えれば僕は雲雀恭弥が女の子だと知った日以来まともに話していない気が…

ディーノとのバトルの審判として顔を合わせてきたけど、バトル前は水を刺さないように話しかけないでいて
バトル後は二人とも倒れちゃうから応接室に運んで手当てして、目を覚まさないうちに帰宅するからな…

…まともどころか一言も言葉を交わしてないね、うん
なんというか…ね、何を話していいのかが分からないんだよ
僕の回りにいる女の子は黒川花か三浦ハルか休み時間になぜか色々なものをくれる集団の子達くらいだし…

うーん、困った…

一人で悩んでいると突然目の前の扉が開いた
今僕の目と鼻の先には不機嫌そうに頬を膨らませて僕を見る雲雀恭弥がいる

雲「遅い…何してるのさ…」

貴「え?あ、いやごめん…なにもしてないけど…?」

状況がわからず取り合えずありのままを伝えると、不服そうながらも中へと入れてくれた

貴「で、今回はなに?」

雲「…君、珈琲派?紅茶派?」

貴「紅茶かな?って、なんで?」

雲雀恭弥はお湯を沸かし始めた
…応接室ってティファールあるんだね、あっという間にすぐに沸いちゃうね

雲「はい、紅茶」

貴「あ、ありがとう…で、今回はなに?」

ありがたく受け取りながら再度問いかける
彼女は少し恥ずかしそうに目をそらすもすぐに僕を見て腕を引っ張る
急なことで驚いたけど取り合えず紅茶を置いて雲雀恭弥の横にいくと…
ポスッと膝枕された

貴「え…?」

雲「…昨日、寝てないんでしょ？あのオレンジ頭のせいで」

ポンポンと頭を撫でられる
…オレンジ頭って…立花司?

貴「えっと…まぁ、うん」

雲「…だから、少し寝させようと思ってね」

…雲雀恭弥、なんか柔らかくなったような気がする
じっと見すぎたのか、彼女は慌てたように顔をそらした

雲「か、勘違いしないでよね…ただ、僕の並盛で倒れられたら困るだけだから…っ」

少し頬を染めながらそういう彼女に何故だか少しだけ可愛いなんて思ってしまった
…僕にこんな感情、相応しくないのにな…

まぁ、心遣いを無下にも出来ないので起こされるまでは眠るとしよう…

…結局彼女に起こされたのは、放課後のHR後だった