赤い光の下で (ページ3)

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第48話ページ3

今吉side

桜井がいつものように謝っていると、見知った声が聞こえた

声の方に顔を向けるとそこには中学のときに転校してきた五条都の嬢ちゃんがおった

ま、そんときには既にワシは卒業してこの桐皇におったけどな

桜井｢今吉先輩…お知り合いですか？｣

今吉｢ん？ああ中学の時にな｣

諏佐｢は？お前卒業してんだろうが｣

今吉｢まあなぁ、ワシにはとっても優秀な後輩がおったからなぁ｣

嫌味やけど

諏佐｢まあいいや興味ねぇし｣

今吉｢酷いなぁ｣

ハハハと小さく笑う

A「あの」

せやった嬢ちゃん忘れてたわ

今吉｢久しぶりやなぁ嬢ちゃん実はさっき嬢ちゃんの部屋の前通ったんや｣

多分嬢ちゃんはこの言葉を欲しがってる
ワシにはなんでもお見通しや

A「やっぱり…」

A「先輩は凄いですね、私が欲しい答えをすぐに言ってくれる」

今吉｢まあワシやからな｣

そう答えるといつもの作り笑顔で答える
A「先輩らしいですね、久しぶりに話せて良かったです」

今吉｢ほんまかいな嬉しいこと言ってくれるわ～じゃ次は花宮にも会わなあかんなぁ｣

A「そうですね、久しぶりに会いたいです」

｢今吉ー｣

今吉｢すまんなぁ、アイツら呼んどるからもう行くわ｣

A「はい、呼び止めてしまってすみませんでした」

今吉｢ええよ、もっと甘え｣

そうして嬢ちゃんは少し柔らかく笑った

諏佐｢おっせぇよ｣

今吉｢すまんすまん、つい、なぁ？｣

諏佐｢なぁ？じゃねえ行くぞ｣

嬢ちゃんの顔、中学のときより何倍もしっかりしとったなぁ

ワシ好みの女になっとった

そう言えば嬢ちゃん、洛山行っとるんやったなぁ

赤司……か

少しかき乱してみるか

赤司と嬢ちゃんの中を…な？