いつか王子さまが 9 ページ28
「な、何?神ちゃんどうした?お腹減ったん?」
そう話しかけると少しだけほっぺたを赤くして頷いた。
「あ〜神ちゃんが腹減ったんなら仕方ない俺もそっち行ったるわ」
「いや!シゲ!お前呼んでへんし」
「淳太!何言っとんねん、嬉しい癖に」
ぎゃあぎゃあ騒いでるシゲと淳太を見ながら神ちゃんは嬉しそうに笑っとった。
俺は思いもかけず神ちゃんとご飯行くことが出来てご機嫌やわ。
「唐揚げ食べたい…大根おろしかけてや」
「くぅ…神ちゃんええとこついてくるなぁ、唐揚げに大根おろしとか!最高か!!」
神ちゃんの周りにわらわらと集まってきた濱ちゃんと照史くん…そりゃそうや神ちゃんに食べ物もたせたらそれだけで最高になるなぁ。
「神ちゃん神ちゃん…」
「ふはっ…濱ちゃんなにやっとるん」
神ちゃんに向かって大きく口を開け、食べ物を待っている濱ちゃん…なんやの?雛か!!
「可愛くないっつーの」
「んぁ?望…そりゃ酷くないか?」
「だってそうやろ?だいたい濱ちゃんは………ングっ」
「のんちゃん喧嘩はダメやろ?」
濱ちゃんに文句を言おうと大きな口を開けた瞬間、大きな唐揚げを放り込まれた。
「なっ美味しいやろ?」
「………んっ」
何コレ?マジ美味いんやけど…喋れない俺はモグモグはしながらコクコクと頷いた。
フワリって嬉しそうに神ちゃんが笑う。
あああ…ダメや…もう、神ちゃんの周りにお花畑が見える。
好きすぎてダメやなんて…俺…乙女か。
「うまぁ〜神ちゃん!もひとつ」
あ〜んて口を開けると神ちゃんが笑顔で唐揚げを口に入れてくれもぐもぐと咀嚼する俺を楽しそうに見ている…。
「なんで神ちゃん今日こっち来たん?ケーキ食べたかったんちゃうの?」
「やって…流星も行くって言うし」
え…なにそれ、神ちゃん流星と一緒に居たかったん…それかなりショックなんやけど。
「最近…のんちゃん流星とばかり居って全然話出来てへんのに…」
「え?俺?」
「悔しいから邪魔しに来た」
「なにそれ?」
ヤバい…俺…嬉しすぎて、手が震える。
「か…神ちゃんも食べ…ほらだし巻き、あ〜んして」
「………ぁ〜」
恥ずかしそうな神ちゃんの可愛いお口にだし巻きをひとつ。
「美味し…」
「神ちゃん!可愛ええ!!」
もぐもぐしている神ちゃんをたまらず抱きしめた。
「ングっ…の…のんちゃ」
「ああ!!!小瀧!お前!なにしとんねん!」
シゲに速攻引き剥がされたけどな。
想定内や…。
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rik(プロフ) - なで肩笑窪ちゃんさん» すごく返事遅れてますねすみません。設定のページの1番さ下の方のR18の規制を外せば読めると思います。18歳以上でしたら! (2019年8月18日 22時) (レス) id: d865d0f00c (このIDを非表示/違反報告)
なで肩笑窪ちゃん(プロフ) - 可愛い詰め合わせはどーやったら読めますか? (2019年5月17日 22時) (レス) id: c89a82c1eb (このIDを非表示/違反報告)
rik(プロフ) - ちょろびんさん» いつも読んでくださってありがとうございます!Twitterの方なんですがフォローして下さるそうでありがとうございます!一応鍵垢のみフォロー許可を出しております、デリケートなジャンルなので怖々やってますので!よろしくお願いします!! (2019年5月16日 0時) (レス) id: d865d0f00c (このIDを非表示/違反報告)
ちょろびん(プロフ) - こんにちは!いつも更新を毎回楽しみにしています!Twitterでも楽しめたらと思いTwitterのフォローしました! よろしくお願いします! (2019年5月15日 20時) (レス) id: 4183493b76 (このIDを非表示/違反報告)
rik(プロフ) - yukiさん» コメントありがとうございます!ラブラブりゅかみ!いつも、目指しているのでがんばります!よく横道に逸れますが生暖かい目で見守ってあげてやって下さい。 (2018年4月24日 20時) (レス) id: d865d0f00c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:rik | 作成日時:2018年3月30日 18時