HoneyTrap 2

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青「嘘…やろ？」


ホンマに…今見ている事は現実におこっている事なんかな…。

目の前の淳太くんは物凄くキラキラしていて…隣の女の人だってメッチャ綺麗な人で…ホンマにお似合い。

やっぱ………場違いなのは僕…やんな。


どうしたらええんかな…？


淳太くんのとこ行ってお祝い言ったらええんやろか？



けど…



足がうごかへん…。



黄「とも…くん」


ガタンと立ち上がった淳太くん… 僕に気づいたんやね。

少し…青い顔をして、こつちに向かってくる淳太くん、微笑んで…おめでとう…って。


言わなアカンで…。


緑「淳太くん…おめで…とう」


瞬間…ガッ！と物凄い勢いで流星に肩を抱かれた。


青「中間センセ…おめでとうございます、今日
俺ら踊りにきたんやけど、貸し切りで無理みたいなんで…これで失礼します」


緑「淳太くん…」


黄「……………」


緑「お幸せに…」



半ば強引に流星に腕を引かれて店をでた。




緑「……あ」


気がついた時には、店の外で流星に抱きしめられていた。



青「今…俺に…何が出来る？言ってや…」



震える声で告げられた…。



緑「一人に……せんで…」



自分でも驚く程…落ち着いた声がでた。







なんで…涙は出ないんかな？







安っぽいホテルでも良かったのに、流星に連れてこられたのは都内でも屈指の高級ホテル。

こんな土曜の夜なんて部屋はいっぱいな筈なのに、流星がカード見せたら通るって…ホンマに何者なん？

部屋に入ると後ろから流星に抱きしめらた。

その腕は微かに震えていた。


緑「ごめんな…流星、代わりに…泣いてくれるん？」


青「なぁ、なんかの間違いやから…中間センセは神ちゃんが一番好きやで」


緑「おおきに…けど、好きだけじゃどうにもならん時もあるんよ」


そう…僕達は…淳太くんはもう大人…遊びの時間はもう終わり。



緑「今日…一人にならんで助かった…ホンマにありがとぉ」

そう言うと優しく重なる唇。

緑「少し…疲れたわ…」



一人になりたくなくて…流星に抱きしめてもらい…広いベッドの真ん中で眠った。


すぐに睡魔は襲ってきた。


きっと今日一日が目まぐるしく過ぎていったせいや。


寝たらきっと今日よりはええ日が待っとる。


きっとそうや…。






そう自分に言い聞かせて眠る。





けど、次に起きた時も周りは真っ暗な闇だった。




『…っ…ふっ… …』



淳太くんはもう居らん…。





これ以上流星に…助けを求めたらアカン…

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