【wrwrd】○○してみた、されてみた【男主】 (ページ19)

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自分が、誰に打たれたのかなんて。元味方だったからすぐにわかった。
身体から血が抜けていく感覚を感じつつ、近づいてくる彼に声をかける
「……やぁ、おつかれさま。しょっぴ君」
syp「Aさん。まだ、生きてたんすね」
普段と変わらないような調子で、普段と変わらない表情でこちらをみる後輩
…目の奥に、少しの曇りを浮かべてはいるが。
胸ポケットに入ったものを取りだし、彼に投げる
syp「……なんすか、これ」
「USB。……情報がたんまりはいったやつ、ね。それ渡したら、俺の仕事は終わり。」
syp「こんな…もののために、あんたは…」
最期なのに、仕事だけ完璧に遂行したなぁなんて、
言いたいことは何一つ言えはしなかったけれど

腹部に一発、綺麗に決まった銃弾をうけた。
一番好きだった場所、屋上にいく。晴天で、生ぬるい風が吹いていた
階段を上がってくる靴音、キィと音を立てて開くドア
ci「……いいんですか？Aさん」
「…うん、もういいよ。チーノ、最期にお前に託して良いか？」
胸の中に隠してあった、機密文書を取り出し渡す。…良かった、血で汚れていなくて
ci「まだ、生きれたのに。あなたは諦めるんですね。」
「敵を助けるやつなんかいないだろ。おまえが、特殊だよ」
ci「そんなことないですよ。…俺は、僕は貴方と一緒にいきたかった」
………さいごに、そんなこと言うなんてひどいやつだ
俺だって、ほんとうは