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「…大先生、やっぱりやればできるじゃん」
ut「なんやねん、裏切り者のくせに。俺のなにを知っているん」
「……っふ、そこまで、てきを演じなくても大丈夫だよ。盗聴器は全部壊してきた、情報をおしえる」
そう言って俺は、敵の情報、知りえるものをすべて伝えた
ut「さよか。ありがとさん」
「やっぱり、敵には冷たいんだね。でも、俺がおまえに…大先生に伝えた気持ちに嘘は無いよ。…いまでも好きだから、さ」
ut「……A、なんでこんなことしたん？俺と一緒に生きるじゃ駄目だったんか？」
「……ちがう、おれ、は、おまえに…」
ただ…
kn「…あー、グルッペンか？
彼らとのインカムを捨ててしまった俺には、彼らとの会話は聞こえない。けど、なんとなく何を言っているのかはわかる。でも、そんなに裏切り者を強調しなくても良くないか？
「…コネ、シマ」
kn「あ？まだタヒんでなかったんかお前。はよタヒねや」
こうなったこいつが、他人の意見など聞く気がないことは、長年の付き合いで分かっている。
「まぁ、覚えるも覚えないもお前の自由だ。好きにしろ」
…こういうと、反骨心を覚えたコネシマは覚えるであろうことを俺は知っている。
そして、今の敵の弱点、抜け道、夜はがばがばであることをつたえた、
「…最後まで、冷たい態度をするんだな。…まぁ、想像通りだったけどさ。俺は、そんなお前がすきだったよ」
声は出ていたのか、伝わっていたのかわからいけれど……あいつの、コネシマの顔を見るに
「いや、シャオロンダメだよ。敵に、そんな顔したら」
銃に打たれ、瀕死…いやこれはもう無理だろう。そんな俺をかかえたシャオロンが泣きそうな顔をする。
sya「はぁ？どんな顔やねん？…俺は敵が死のうが別に…どうでも…」
…どうでもよくないことがバレバレだ。もうちょっと、表情を隠せるようになれよ。
まぁ、そんなところも好きだけど
改めて声をかけ、敵の情報をすべて流す。兵隊のいる位置、兵が居なくて警護があまいところ…など
sya「っ…なに？それで俺を絆そうとでも？」
「そんなわけ。シャオがこれくらいで「シャオ、なんてなれなれしく呼ぶな」…すまん、シャオロンがそれくらいで絆されるなんて思ってないよ。ただの情報共有。生半可な裏切りではばれると、わかるだろ」
「おれは、おまえをきけんにさらしたくは、なかったんだ…」
sya「だからって…なんで」
そこで俺の意識は
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作者名：りか | 作成日時：2021年1月3日 18時
