【wrwrd】○○してみた、されてみた【男主】 (ページ13)

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〇裏切ったページ13

「Aっ…！？」
敵国に居る俺の姿を見られ、グルッペンに声を掛けられる。
けど、今の俺にはあいつに合わせる顔がないし無視。
「おい、なんでお前こんなところに…あいつらからは行方不明と…」
腕を掴まれ、動揺する彼を一瞥し手を振りほどく。
最後に見た表情は初めて見るもので。
…総統がたかが幹部のために、そんな表情するなよ。

町へ買い物に行け、と言われ外へ出た。ずっと城の中に居たので外の光がまぶしい。
…目当ての物を買い終わると、人ごみの中でトントンを見かけた。
なぜ敵国のここに、と思ったが見つかる前に裏路地へ。
一息つくと、後ろからかけられる声。
「お前、なんでこっちにおるん。……裏切ったんか」
振り向くと、傷ついたような怒っているような表情のトントンが。
お前のその理性的なところが、

他の国の人が来ていて、交渉しなければいけないから一緒に来い、と言われ部屋に入る。どことの話し合いか、までは聞いておらず聞いておけばよかったと部屋に入った時に後悔した。
「…A？どうして…いや、そういうことやな。あぁ失礼。知り合い(・・・・)に似ていたもので」
一瞬、驚いた表情をするもののすぐに体制を整えるオスマン。少し、心が痛んだような気がした。
そんな資格ないくせに。

上官につれられ、強引に連れていかれた飲み屋。
無理矢理飲まされ、あいつらとの飲み会もこんな感じだったな…と物思いにふけると、ふと隣から声をかけられた。
「お兄ちゃんイケメンだね、俺と一緒に飲まない？」
…ふ、大先生とあった時にも同じような声をかけられたな。と思い声の主を見ると、泣きそうな顔の、彼が。俺が驚き、固まっていると
「A、行方不明言われてたから心配やったけど…生きてたんやね。そこに居るのは、俺はなんも言わん。お前が決めたことやしな…」
最後に乾杯、とグラスを合わせると彼は離れて行った。