花弁が1枚 ページ2
『────1発くらい殴っても私は許されると思うこれはマジで』
初夏の香り漂う昼下がり、そう呟く人1人。
”烏野高校”、その文字を横目に門の中へ足を進めた。
今朝は転校生として教室で紹介されると、クラスメイトがあれよあれよと質問攻めされた。
漫画で見たような典型的なアレだ。マジで喰らうとは思ってなかったからちょっとビックリしたよ
そして今は昼休み。
何とかクラスメイトを撒いて、1人座って呟く。
『───これでなんかメンドいことになったら五条センセのせいにしよう。そうしよう。殴ったついでに回らないお寿司奢ってもらおう絶対そうしよう。』
そう胸に誓った。
『………というか、ここホントにフツウのガッコウか?
もはや隣に呪霊がいてもおかしくないくらい気配が濃すぎる………
これは厄介だから五条センセシースー奢りルートだな』
うん、任務果たした先にご褒美があると思うとそこまで嫌な感じはしないな。(まだ決まってない)
んーまぁ為せば成る!なんとかなるさ!と伸びをしていると、キーンコーンカーンコーンと予鈴が遠くで聞こえた。
『うーん、チャイム!フツウのガッコウだねやっぱ!』
のんびりとした足取りで教室へ向かうとなんと先程聞いたチャイムは予鈴ではなく本鈴だという。
そんなん聞いてないよォ、、、
そして立派に転校初日に授業に遅れたのだった。
私は絶対悪くない。この際悪いのは全部五条センセのせいにしちゃお
.
時は進み、放課後
校内を探索し、怪しいところを探す
『うーん見たところ本当にただの学校なんだよな』
教室、理科室、音楽室、保健室に家庭科室
学校の七不思議でよく言われる場所に向かってもそれほど強力な呪力は感じない
『……めっちゃ強い呪力がここ全体にあって感覚バクってるパターンかこれ』
とりあえず入った空き教室から運動場で部活中の生徒を眺める
『マブシーなー』
うん、やっぱり夜に改めて行こう
と言うかただの呪物回収に転校する必要なんてあったのか?
……嫌な予感がしたから考えるのをやめよう
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霜天(プロフ) - リムル=テンペストさん» 書いた当時はまだ名称変わってなかったので…今では結構グレーゾーンな名前かもしれなくてちょっとビビってますw (4月10日 17時) (レス) id: 8077fe3d9d (このIDを非表示/違反報告)
リムル=テンペスト - ジャ●ーズwwww (4月9日 16時) (レス) @page6 id: 93fa3720ae (このIDを非表示/違反報告)
霜天(プロフ) - 日和さん» コメントありがとうございます!お話の更新は内容ごとに一気更新なのでその時までお待ちください!お話呼んでくれてありがとうございます! (3月25日 15時) (レス) id: 8077fe3d9d (このIDを非表示/違反報告)
日和(プロフ) - また更新あるかな?楽しみにお待ちしてます!!! (3月24日 16時) (レス) @page16 id: 382be6b823 (このIDを非表示/違反報告)
霜天(プロフ) - サラミさん» わー!ありがとうございます! (2022年11月6日 13時) (レス) id: c24311492d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:霜天 | 作成日時:2022年8月28日 22時