1話 ページ2
「署長！また探偵社から手紙が……」
『確認します、机に置いておきなさい』
部下の言葉に答え、頭を抱える
机に溜まった資料に思わずため息が出た
欧州の異能組織、
手紙を開封する
調子に乗っている、というのは……
“拝啓 親愛なる警察署長殿へ”
……いつもの始まりと、差出人の欄にある福沢諭吉と言う名を見て顔をしかめる
“貴君の心根は強かであると共にまるで子猫のよふな無邪気と無垢を”
“つきましては1度私と逢い引き等に”
サラッと目だけ通して焼いて捨てた
『あの阿呆！ろくでもない恋文を職場に送り付けるなと何度言えば……！！』
「署長！？なんで捨てるんですか！武装探偵社の福沢先生からの書簡では！？」
『そうだな、ゴミだ』
「ゴミ！？」
＿＿＿＿
昼の12時、横浜のとある建造物
武装探偵社は、今日も忙しく動いていた
「社長……最近変じゃないですか？」
「ああ、かなり変だね」
「そうだな……」
探偵社員はちょうどお昼休み中
下の階にある喫茶店で昼食を楽しんでいた、が……
「いややっぱ社長おかしいですよ最近！」
「やっぱり敦君もそう思う？」
「そりゃ思いますよ！社長、最近ずっと上の空で……」
「またくだらないことに時間を費やしているのか君達は！社長の様子が変って？」
「あ、乱歩さん」
自信満々でやってきた探偵風の青年
名を江戸川乱歩、探偵社屈指の名探偵である
「社長にも春が来た……ってことさ、あんまりつっつかないでよ、社長のこと！」
「春……」
「社長に……」
「……！？！？！？しゃ、社長に！？！？」
「うわっうるさいよ国木田君！」
喫茶店で騒ぎ立てる探偵社員
だがもう従業員どころか馴染みの客ですら慣れているもので
いつもとかわらない、日常
「……くしゅんっ」
「あら社長、風邪ですか？」
「いや……どこかで私の話をされたような……」
こちらも、いつもと変わらない日常ではあった
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違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
茉莉花 - こういうツンツンな夢主なら愛され系も面白い！ 続き楽しみに待っています！！ (3月20日 12時) (
レス) id: fe8f0f0076 (このIDを非表示/違反報告)
lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (3月14日 22時) (レス) @page9 id: 6e53b86b4a (このIDを非表示/違反報告)
多分夢女子・ヨゾラクモ - あらやだ好き。(ゑ？) (1月19日 21時) (レス) id: db613794bf (このIDを非表示/違反報告)
ゆいたろー！(プロフ) - ぁ"ｯ（歓喜） (1月18日 23時) (レス) id: 09168e2c17 (このIDを非表示/違反報告)
愛河哀華(プロフ) - ルウさん» わかる！！辛辣はいい！性癖にぐさっとくる (1月18日 18時) (レス) id: e9f86c8378 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：riizumi7 | 作成日時：2024年1月17日 13時
