過去 ページ27
東京ドームの嵐のコンサートが当たった
嬉しすぎて泣いてしまった
A「お兄ちゃん！当たった！」
兄「よし！東京行くか！」
そう言って私達はコンサートに行くことになった
私達はその前の日にどうせだからと東京観光をしようと決めた
でもその時お母さんの異変にちゃんと気付いてあげれば良かったんだ
母「どうしても行くの？」
A「え？なに、なんかあった？行っちゃダメ？」
母「いや、コンサートは明日でしょ？別に今日じゃなくても…」
A「せっかくだし観光しようって、もう行きたい所も決めてあるの！ねぇ、なんかあった？」
母「いや、なにも！楽しんできなね」
A「うん！」
兄「準備できたかー？行くぞー？」
A「出来てる！いつでも出れるよ！」
兄「よし、じゃあ行くか、行ってくるよ母さん」
母「行ってらっしゃい」
それが母と交わした最後の言葉だった
行きたい所も行ってホテルについた時
兄の携帯の画面に知らない番号がかかってきた
最初かかってきて出なかったけどまたかかってきたので兄が出た
兄「はい、もしもし」
病院「あの、立花隆典さんですか！？」
兄「ハイ、そうですけど」
病院「○○病院ですが立花由紀さんが意識不明の重体なんです！すぐ来ていただきますか！？」
兄からの携帯の声は私にも聞こえて
兄「す、すぐ行きます！A行くぞ！！！」
A「う、うん！！！」
こうして私達はすぐに病院に向かった
病院についた時まだ母は手術中と赤く光っている部屋の中にいて
母を見つけてくれた叔母さんが私たちに言った
叔母「由紀、智則さんに刺されたのよ」
私達は耳を疑った
「智則」それは私の父の名だった
兄「叔母さん何言ってんだよ、父さんがそんなことする訳ねぇだろ！！！」
A「お兄ちゃん！！落ち着いて！ここ病院！」
兄「お前は信じられんのかよ！父さんが…父さんが！」
困惑していると黒いスーツの人達が私達の前にきて
警察「警察です。立花隆典さんとAさんですよね？」
A「はい…そうです…」
警察「お父さんの事でお話を「あんなやつ父さんじゃない」
兄が言った
兄「あんなやつ父さんじゃない、もういいから、俺達には関係ない」
兄のそんな顔を初めて見た
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作者名：りもーとこんとろーらー。
| 作成日時：2016年4月8日 0時
