【文スト】重力使いの初恋物語

#20異能力者達 ページ20

ポートマフィアの部下が前線に出て銃や爆弾を使って攻撃している隙を狙って
私と中原さんは走った


中原さんに手を握られ走った。
そして、倉庫の裏に隠れた。


今でも手を握られていて心臓がうるさい。
走ったせいでもあるけど、多分手を握られているからこんなにうるさいんだ。


さっきから私変だ。
どうしてこんなに調子が狂うのだろう。


呼吸を整えると私は倉庫の壁からポートマフィアのみんなが戦っているのを見た。


目を見開く光景だった。
先程までいた敵側の部下の人数は三分の一ほどに減っていた。


姐さんは、あの着物の女の人と戦っている。
え！？姐さんの後ろになんか大きなお化け！？刀持ってるし！姐さんが……！！


ってあれ？違う。あのお化けが狙っているのは敵だ。まるで、姐さんが操っているみたい。


｢中原さん、あの…姐さんの後ろにいる者は一体何者なのですか…？｣


中原｢んぁ？あぁ、あれは金色夜叉て言う異能力だ。姐さんは基本夜叉を使って戦う。でも、姐さんが差している傘があるだろ？あれも刀だ持ち手が柄となっていて引くと刀が出てくる。それを使うこともある？｣


他にも檸檬の爆弾を投げる人や。触れたものを弾き飛ばすようにする人。異能力を無効化にするなど色んな異能力があった。


皆すごいな。どんどん敵を倒して行く。


｢すごい…。皆強いんだね。｣


中原｢当たり前だ。ポートマフィアはこんな奴らに負けるほど弱くねぇよ。｣


｢うん。｣


さっきまでの恐怖なんてどこにもなかった。


中原｢少しは安心できたか？｣


｢はい！ありがとうございます。｣


暫く沈黙が続いた後中原さんが口を開いた

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