兄貴は過保護になるもの ページ48
銀時side
数日後 甘味処
銀「んで?あれからアイツについて何か分かった?」
行きつけの甘味処の団子を食べながら今回の依頼人であるそいつに話しかける
総「ほんのちょっとだけですがねぃ。相変わらずA姉はガードが硬ぇんで…
けど、もう変に詮索するつもりもありやせんよ。一番知りてぇことが知れたんでねぃ」
奴はそう言って自分で注文した団子を頬張った
銀「そうかい…。」
総「旦那はいいんですかぃ?」
銀「は?何が」
総「俺から見れば、旦那はかなりの過保護。本当はA姉にこんな血生ぐせぇ仕事やめてほしいんじゃねぇんですか?」
銀「……。」
確かに実の所を言うとそうだ
俺はアイツを危険な所に連れて行くのが怖かった
それは戦場であいつを護れる自信がなかったこともあるが、それ以上にあいつが絶望しちまうのを見るのが怖かった
戦場に立てば必ず向き合わなければならないのが“死”
そんな重いもんをまだガキで人一倍お人好しのあいつが背負えばどうなるかくらい目に見えていた
だからおれはAを切り捨てる道を選んだ
あいつは人を引き寄せる力があるどこかで幸せに暮らしてくれればいいそう思ってた
だが、あいつはそんなおれの行為を踏み台にして警察なんてやってやがる
あーあ、俺のあん時の行為は何だったんだよ
銀「…あいつが真選組であることを知った時は一周回って呆れたさ。けど、あいつの芯はねじ曲がっちゃいなかった
それを支えてくれたのはおめぇらだってこともすぐに分かった
だったら俺に言えることはもうねぇよ。」
女が侍いるなんざ笑い話のこの世の中で、あいつはあんなにも慕われていたそれはあいつの努力の賜物なんだろう
ったくつくづくバカな奴だよ本当に
言うだけ言っておれは今の俺の家に帰るため腰を上げた
銀「今回の依頼料はここの団子代で勘弁しといてやるよ。じゃあな」
それだけ言い残して俺は帰路に着いた
総「やっぱ過保護じゃん」
と言うのは聞かなかったことにしてやらぁ
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優奈(プロフ) - 攘夷老人じゃなくて、攘夷浪士だと思います (2019年6月2日 12時) (レス) id: df724baba0 (このIDを非表示/違反報告)
堀河ナナ(プロフ) - 雪華さん» コメントありがとうございます!お願いの権ですが、あいにく私自信あまりドラゴンボールのことを知りませんし今はこの作品一本で頑張っていこうと思っております。お力になれず申し訳ございません。 (2018年11月18日 18時) (レス) id: af86e07749 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 堀河ナナさん» お願いあるんだけど良いですかな?ドラゴンボール×たくっちのやみぃの恋愛短編集を作って貰いますかな?やみぃが悟空達の仲間はを設定で。たくっちのやみぃが知らないなら検索して下さいね。 (2018年11月18日 16時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
堀河ナナ(プロフ) - (#^.^#)さん» ありがとうございます!頑張りますね! (2018年11月17日 9時) (レス) id: af86e07749 (このIDを非表示/違反報告)
(#^.^#) - 更新待ってます! (2018年11月16日 23時) (レス) id: 6fdf847faa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:堀河ナナ | 作成日時:2018年11月4日 2時