【銀魂】あいつらの...

友達の境界線はどこか分からないもの ページ19

「はぁー」


現在江戸城の中、将軍様の部屋へと向かっている


仕事だから仕方あるまい



え？反論しなかったのかって？



もちろんしましたとも、けど作者に割愛されちまったんだよ



せっかく総悟とタッグ組んで頑張ったって言うのに...



くそう...




て言うかさ、話し相手ってなに警察の仕事じゃなくね？



あの雰囲気で話し相手の仕事が来るとは思ってなかったわ、せめて護衛にしとけよ！！



そんな葛藤を繰り返していると将軍様の部屋に着いた




「失礼します将軍様。Aです。」




私は部屋の前で正座をし、頭を下げ部屋の中のお方に声をかける



将「入ってよいぞ」




「失礼します。」




襖を開け部屋の中へと入る




将「すまぬなA急に呼び出してしまって...」



「いえ、驚きはしましたが久しぶりに外に出ての仕事だったので全然大丈夫です。」


え？将軍様に無礼だって？



んなことないですよ



だって




将「ははっそなたは本当に正直に言ってくれるな。ありがたい」




将軍からの希望なのだから



どうも将軍は"友人"とはどう言うものかを知りたいらしい



だが、その身分がゆえ友人というだれかと対等な関係を築けないでいたのだ



私も対等な関係を築けていないが、歳が近いのもあり、こうしてたまに城を訪ね将軍の話し相手をするのだ



まあ、私も"仕事"としてではなく城に"遊び"に行くという感じで毎回来ている



「今日はどうかされましたか？貴方から来てくれと言われるのは久方ぶりですが。」



将「ああ、最近そよが同年代の友人を見つけたらしい」


「そよ姫が？それはよかったですね」



そよ姫様は私と将軍様を見て


そ「兄上様ズルイ！！私も同年代のお友だちが欲しい！！」


と、よくおっしゃっていたからな...



将「ああ、そうなのだが、ここ最近そよが新しい庶民の遊びを覚えて来るのだ。だから、私も負けてはおれぬとそなたを呼んだのだ。迷惑であったか？」




少ししょぼんとして言う将軍様




いや、....うん





将軍かわいいな！おい！！


私はそんな将軍様を見てなんだかおかしくて笑ってしまう




「ふふっいえ、大丈夫ですよ。将軍様。わがままが言い合えるような中のことを友達というんですから。とことんお付き合いしますよ」



すると将軍様の顔はぱぁあと明るくなり





将「よろしく頼む！」



と身を乗り出して言った





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