僕達の専属衣装さん【AtR】

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待ち合わせは11時。ランチタイムが近いこともあって、待ち合わせ場所は新宿駅から徒歩5分のところにある小さな喫茶店になった。



ま「ぁぁぁどうしましょう緊張してきました……！！！」

そ「落ち着けって。たんぽぽさんに連絡は？」

ま「あっ！そうでした！」

そらるさんの問い掛けに僕は急いでTwitterのDMページを開く。

そ「そういえばお前どんなメッセージ送ったの？見せてよ。」

ま「っ、あっ！ちょっと！」




まふまふ突然のDM失礼します。まふまふと申します。 この度は、たんぽぽさんにライブ衣装の製作をお願いしたく、ご連絡差し上げた次第です。 無理を承知の上でのお話ですが、良いお返事待っております。

A初めまして、こんばんは。 DMありがとうございます。 とても魅力的なお話ではありますが、ご存知の通り私はプロではなく趣味として服を作っているだけです。正直このようなお話を頂いた事は何度かありましたがスケジュールが合わなかったり、衣装のことで意見が合わなかったり、全てキャンセルになっています。 ご期待に添える回答は出来ないかと。

まふまふお忙しい中、お返事ありがとうございます。
ではお話だけでも聞いて頂けませんか?その後で判断をして頂けませんか?

A分かりました。お話を聞いてからの判断とさせて頂きます。

まふまふありがとうございます!
それでは急ではありますが今週の日曜日、11時頃都合はつきますでしょうか?

A大丈夫ですよ。

まふまふ新宿の○○という喫茶店は分かりますか?
そこでお話出来たらと思っております。

Aその喫茶店なら私もよく行くので分かります◎
それでは、宜しくお願いします。



ま「もーっ！勝手に見ないでくださいよーっ！」

そらるさんから取り返したスマホでそそくさとたんぽぽさんにDMを送った。



まふまふおはようございます。たった今到着しました。一番奥の席に座っており、連れがいる旨は伝えてあります。

Aおはようございます。私も後数分で到着します。白いカーディガンに花柄のワンピース、デニム生地のトートバッグを持ってます。



そ「何だって？」

ま「あと数分で着くそうです！」

そ「…何か俺まで緊張してきたんだけど…。」



カラン、

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