12. ページ13
恐る恐る振り返ってみる。
無視は流石に良くないしね！
もう昨日の事ボロクソ言われんのかな？
貴方「何ですか…」
超小声でそう言うと
永瀬「昨日どうしたん？」
ちょっと待ってくれ。
泣いてたことですか？
一応聞いてみよ。
貴方「どのこと。」
永瀬「いや泣いてたことしかないやろ。」
秒で入るツッコミ。
まあそうなりますよねー。
なんて言えばいいんだ…
これは正直に言うべきなのか…
いや嘘ついてもしゃーないしな。
もうバカにされていいようん。
本読んで泣いてたってバカにされていいから。
貴方「昨日本読んでて…」
すると永瀬は驚いたような表情で
永瀬「本？」
と言った。
永瀬「何やねん。くだらな。」
はぁ？？？？？何なのこいつ？？？？
お前から聞いてきたんだろおい。
永瀬「なんかちょっと心配やってん。」
この人なんなの？
急に訳のわからないこと言い出す。
ま。一応心配してくれてたのね。
貴方「ありがと。」
永瀬「どーゆー本？」
コイツ…意外としつこい…
会話終わらせようとしたのに！
まあめんどくさいので
貴方「この本だよ」
と言って見せるとひょいっと本を取られた。
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作者名：花 | 作成日時：2017年11月8日 0時
