14 ページ16
棗とルカが窓から去った後…
蜜柑「…」
蜜柑の無言の圧が怖かった
ナル「え、え〜っと、蜜柑ちゃーん？♡
君の入学が、み、認められたよ〜？♡」
蜜柑「…」
ナル、頑張れ
ナル「あー、ほ、ほら！制服あるよー！
着替えておいで〜！きっと制服着た蜜柑ちゃん可愛いよ〜？♡」
蜜柑は無言でナルの手にあった制服を取って、着替えるために部屋を出ていった
岬「…すごい圧、だったな…」
ナル「全く、棗くんはいらないことを言って〜」
あれはガチおこだったな
ナル「で、凛ちゃん。君はどうして蜜柑ちゃんを知ってて、会いたかったのかな〜？」
『…別に』
ナル「高校長の娘である凛ちゃん程の子が、蜜柑ちゃんが気になるって、一体あの子は何者なんだい？」
…絶対こいつちょっと確信してるだろ
蜜柑が柚香さんの子どもだって
岬「おい、鳴海」
ナル「岬先生も気になんない？あの凛ちゃんがこんなに思ってるってことは絶対何かあるって
…初等部生の格好してまで、初等部にいるのも関係ある？」
あのってどのだよ
こいつ、子供に興味無さそうにしてて、案外勘鋭いのなんなの
『そんなの聞いてくるってことはもう分かってることだろ、わざわざ聞いてこないでくれる？』
ナル「…やっぱりあの人の子なの？蜜柑ちゃんは」
岬「なっ！おい！鳴海！お前まだあの人のこと…！！」
ナル「岬先生は黙ってて。
で、どうなの？凛ちゃん」
…いつまでも柚香さんに執着してんだな。ナル
『さあね、なんの事だか…
私が言ってんのは初等部にいる理由のことだけど？
蜜柑が誰の子とか知りやしない』
知ってるけど
ナル「…ほんとに君は…」
『もう蜜柑戻ってくるみたいだけど？まだこの会話してる？』
ナル「！……」
納得のいってない顔
まだダメなんだよ、ナル
蜜柑のことをこんな
蜜柑の安全が確保できない…
あいつの管理下の本部で話しちゃいけないんだよ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 5人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：双葉 | 作成日時：2021年2月24日 20時
