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第96話 神威side ページ21

俺にキスをすると、Aは総悟の方を向いた。



『総悟、お前は、何かある?』




・・・・・・A、さっきさりげなく告白っぽいのしてたよね。



総悟、どーするんだろ。


自分から言うつもりが、相手に先手とられちゃったんだよね・・・









「・・・・・・・・」









さすがに、Aから言われるとは予想してなかったらしく、黙り込んだままになっている。



Aは、軽く首を傾げながら総悟に近付いた。



総悟はうつむいていて、それに気づかない。




『総悟、どうしたんだよ?』





Aの手が、総悟の肩に触れる。



次の瞬間、総悟はAを抱きしめていた。




その顔は真っ赤だ。



小さく開いた口から、吐息のような声が漏れる。







「A・・・・・アンタが、好きでさぁ。心から愛してやす」





ぎゅうっといっそう強く、Aを抱きしめる。



その腕と肩は、よく見れば細かく震えていた。






『総悟、さっきも言ったように、僕はお前のこと、好きだよ。


僕は、感情を隠したりしない。


自分を偽ったりしない。





人に戻るとき、ヒスイにそう誓ったんだ。




そして、自分を愛してくれる人には、相応の愛を。』






そっと、総悟の頭を撫で、Aは、言った。




口にするのもためらうようなことをさらりと言い、総悟と目線をあわせて微笑んだ。








 




 




 




今日のことは、ずっと忘れられない。







俺が愛した最愛の人。





その人を、俺もずっと愛したい。

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haiki  - 感動、感動の一言です!失礼ですが、何となく『狐』と言う単語に惹かれてクリックしてみたら、本当にすごかったです!こらからも続けるのだったら、嬉しいのですが・・・これからも、頑張ってください。 (2016年12月29日 23時) (レス) id: 603df3e4f4 (このIDを非表示/違反報告)
柘榴 - めっちゃハマった!感動した! (2016年2月12日 20時) (レス) id: af6dad06a9 (このIDを非表示/違反報告)
ななえ - 感動しました。 (2016年1月13日 21時) (レス) id: 42f6409a50 (このIDを非表示/違反報告)
Head・phone - ハマりに、ハマった。 (2015年10月8日 13時) (レス) id: a1b07e2967 (このIDを非表示/違反報告)
えり(プロフ) - 最高に いい小説でした! 最近 他の小説を読んでも あまり ピンとこない 小説 が 多かったんで この 小説に ハマり ました! これからも 小説作り 頑張ってください (2015年8月14日 1時) (携帯から) (レス) id: 222eea2be2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: x他1人 | 作成日時:2014年4月26日 15時

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