六十三の巻 ページ19
・・・・暇←
棄権なんかしなけりゃよかったわ
マジで暇すぎて時間が過ぎるのが早い((←
キバ君とナルトの試合はナルトが観客を驚かせて勝っちゃうし
なんか、次は日向家で戦うみたいだし((
・・・死ななきゃいいんだけどさ
しかし、話しぶっ飛びすぎだろ((
「・・・あ、紅」
「A・・・」
「次、ヒナタちゃんでしょ?大丈夫なの?」
「・・・私は棄権して欲しいわ。あの子が勝てるはずないもの」
そういって、視線を下へ向ける紅
「ネジがあの子を殺す気かは分からないけど、あの子が自分で向かっていったんだもの。
このために、努力してきたことも私が一番知ってるわ」
「でも、あの子は本番とかには弱いように見えるけどね」
「・・・今日のあの子の姿、私もはじめて見るわ。」
ネジ君に散々攻撃くらって、血反吐を吐きながらも立ち上がるヒナタちゃん
その姿勢はナルトそっくりだった。
それでも、負けは負けだ。立ち上がっても、ネジ君に勝てるわけがない。
「ッ!!」
ネジ君は本気でヒナタちゃんにキレたらしく
このままいけば確実に死ぬってところで上忍たちに止められた。ザマァwwww←
でも、あくまでも身内なんだよ。
親族がいなくなって、悲しまない奴なんていないんだから。
「ヒナタ!!」
「あらら、こりゃー酷いね」
「A!!」
「・・・そんな目で俺を見たって、俺じゃ治せるかどうかなんてわかんないよ」
いくら俺でも、医療忍術なんて早々使いこなせるわけじゃない。
縋る様な目で俺を見ても、出来ることは限られている。
「っはぁ・・・紅、どけ」
頭をガリガリとかいて、ヒナタちゃんの様態を見る。
ツクヨミにずっと教えられてたから少しぐらいなら出来るはず。
心臓に手を当て、心拍数をはかり、経絡系の点穴を少しずつ開かせるようにしていく
しかし、ネジ君は一体どれだけの点穴を攻撃したんだか・・・
「ネジ君」
「何だ」
「身内は、憎くても妬ましくても、どんな感情を持ってても、大切にするべきだよ」
ドクンッと心拍数が一気に上がった。
もう大丈夫だろう。・・・多分。
「お前に、何が分かるというんだ!!」
「いずれ分かるさ、俺も君と同じだったから」
立ち上がって、ネジ君の額を小突く。驚いたようにこっちを見るネジ君
こずかれたところを押さえてしばらくこっち見ていたけど
ナルトたちに話しかけられてそのまま上へ上がってった。
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作者名:雪林檎 | 作成日時:2015年12月5日 18時