ニ,きっといつかとまた今度 ページ4
冨岡side
泣くな 、絶望するな
そんなのは今することじゃない。
お前が打ちのめされてるのは分かってる。
家族を殺され、妹は鬼になり。
つらいだろう、叫び出したいだろう
わかるよ
俺があと半日早く来ていれば、お前の家族は死んでなかったかもしれない
しかし時を巻いて戻す術はない
怒れ
許せないという 強く純粋な怒りは、手足を動かすための揺るぎない原動力になる
脆弱な覚悟では、妹を守ることも治すことも
家族の仇を討つこともできない
あいつは、今どこにいるのだろうか
生きているだろうか
また自分を卑下していないだろうか
俺を
覚えているだろうか
いつだって邪魔なくらい隣にいたのに、もうずっと声を聞いていない
チリン_
ただその鈴の音だけが、あいつのいない現実に響いていた
彼の声は、聞こえないのに__
18人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
愛羅(プロフ) - 面白かったです!続き楽しみに待ってます!更新頑張ってください! (2019年6月28日 19時) (レス) id: 83407bc1eb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:♪夜影÷風鵺♪ | 作成日時:2019年1月2日 10時