先生…9 ページ9
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持ち手を掴んでいたはずのカゴは、
気づけば胸元でぎゅっと持ってて
さっきの動揺が隠せずにいた
ふー⋯落ち着け、自分
なに過剰に反応してんだ
ミオ
｢あ⋯！A！｣
こっちに気付いた3人が、目を輝かせてこっちに近付いてきて
"どうだった？"って一言
｢んーん、何も無かった
本当に荷物運び手伝わされただけ｣
サクラ
｢Aも奥手だな〜
後ろからハグくらいしちゃえば良かったのに｣
｢なっ⋯！なんてこと言ってんの｣
一気に顔が熱くなって、
片手でパタパタと顔を扇ぐ
"もう、やめてよ〜"って誤魔化すと、
タイミング良くタイマーが鳴った
⋯これ以上なんか言われたらどうなっちゃうか
タイマーと共にさっきのことも一旦リセットして、サッカー場にいるみんなに声をかける
｢次、ゲームやるからボール片付けてビブス取ってってー！
ヒマリちゃんチームの方ね！｣
遠くにいるヒマリちゃんがOK！と頭の上で大きく丸を作った
重岡
｢次はそこの3人の番やで
コーン、向こうに並べといてや｣
サクラ
｢えー⋯！？｣
重岡
｢えー、ちゃうやろ！(笑)｣
颯爽と現れた先生は何個か抱えたコーンをサクラたち3人に渡し、
"頑張れよ〜"なんて呑気に笑っていた
重岡
｢よっしゃ、俺も向こう行ったるかー⋯｣
階段の中腹にいる私
階段の上にいる重岡先生
重岡
｢指示、さんきゅーな｣
横を通った時にサラっとかけられる言葉
顔色1つも変えずに、
周りから見たら話しかけてるなんて分からないくらいの声量で
ハッとして先生の方を見た時には、
もう階段を下りきっていて
その男らしい大きな背中だけが目に入った
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あい - はじめまして。 重岡先生の本当の気持ちとか、すごい気になります！これからも更新楽しみにしています！ (2019年3月31日 16時) (
レス) id: ed35893173 (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - はじめまして！いつも楽しみにしてます！これからも頑張ってください！1日でも多く更新まってます！ (2019年3月18日 1時) (レス) id: 3cedb9ae0d (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴこ。 - あぁーー！衝撃な展開すぎて好き！ (2019年3月13日 17時) (レス) id: 913e0f575f (このIDを非表示/違反報告)
明太子フグ(プロフ) - いつも楽しく見せさせ頂いてます。これからも頑張って下さい (2019年3月12日 20時) (レス) id: 20f6bf9c98 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - 本当にこのお話大好きです！毎回ドキドキしてます。次の更新も待ってます (2019年3月9日 14時) (レス) id: a18b28d233 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るたお | 作成日時：2019年1月8日 18時
