ぽや門に恋した姫 (ページ8)

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マネージャーさんに車で送ってもらい、ただ今正門家の前
(正門くんは一人暮らし)

鍵を開ける正門くん

(ごめんなさい正門くん、今すぐこの場から逃げ出したいです…想い人の家に入るなんて！しかも2人きりなんて！！)

正「姫？身体冷えるからはよ入り？」

『え、？はい、お邪魔します……』

勇気を出して正門くんのお城に足を踏み入れた。

きちんと整理整頓されててシンプルな部屋

(正門くんの家ってこんな感じなんや、、)

正「少しでも身体温かくした方がええよな…今お風呂沸かしてくるからちょっとだけ待っとってな？」

『はい、すいません…』

正「大丈夫、そこの椅子座っててな」

リビングから正門くんが出ていくのを見届けてから椅子に座った。

(なんか普段より正門くんの行動意識してるわ私、、)

『はぁぁぁぁ……どうしたらええの』

目の前のテーブルに顔を伏せた

正「お湯沸かし始めたで〜、、え、A！？どした？苦しいか？」

私が体調を悪くしたと思い(いや、体調悪いけれども)駆け寄って背中をさすってくれる正門くん

『わ、私は大丈夫ですよ！紛らわしいことしちゃってごめんなさい』

正「そうかよかったわ。あ、なんか飲み物持ってくるわ」

キッチンに立っている姿をこんな形で見るとは…

(ドキドキする、、かっこよすぎやわ)

正「はい、あったかい紅茶。たしか紅茶好きやったよな？」

『覚えとったんですか？ありがとうございます、、(ｺﾞｸｺﾞｸ)すごく温まります、美味しい』

正「そうか、よかった」

正門くんはそう言いながら頭を撫でたあと私のおでこを触った。

『え、、//』

正「うーーん、やっぱまだ熱いな。お湯溜まったらすぐお風呂入り？着替えは用意して脱衣場に置いとくから」

『分かりました、、』

(顔触られた…！？)

もう手を離しているのに、まだ正門くんの手の感覚が残っている。

当の本人は私の正面の椅子に座った。

正「そういえばここ来たの初めてやんな？」

『はい、そのせいかちょっと緊張してて』

正「緊張なんてしなくてええよ、ゆっくりしとき？メンバーの家来んのは初めてやろ？」

『何回か晶哉くんの家には行ったことありますよ。ご両親やお兄さんも優しくてええ人でした(ﾆｺｯ)』

正門「、、あぁそうなんや。よかったやん」

そこでお風呂場から何やら音が聞こえた

正「お風呂沸いたみたいや、入っておいで」