Episode 21 ページ22
若狭side
オレはバイクを取りに真ちゃんの店に行った。
そしたら、毎度お馴染みのAがダル絡みしてくる。
『ワカは今日も可愛いねー。』
『知り合いの男友達が彼女募集してるらしいから、ワカの事紹介して良い？』
なんて、どうにかしてオレを女に仕立て上げたいらしい。
「は？じゃあ、真ちゃんにあの事言って良い訳？」
そんなAもあの事を話に出せば、
『あーっ！それはダメっ！ごめんってワカ！』
すぐに謝ってくる。
でもオレ達の会話を小耳に挟んだ真ちゃんが凄い形相で睨んできたので、話さざるを得ない状況になった。
そしてオレは焦りに焦っているAを無視して話し始めた。
.
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まだオレ達が黒龍に所属していた時の話。
テキトーに街の中をぷらぷら歩いてたら、Aがナンパされてた。
まあ、顔と身体だけは良かったからな。
取り敢えずオレはAとナンパ野郎の間に入った。
「何してんの？」
『あっ。ワカ！』
ナンパ野郎は、は？誰だよコイツ。とオレを睨んできた。
そんなナンパ野郎にAは彼氏ですけど？と言っていた。
オレもそれに便乗して、
「オレの
と言って、Aにキスをしてやった。
別に特別な意味なんて無かった。
早くナンパ野郎を追い返したかっただけ。
ナンパ野郎に睨みを利かせてやると、早足で逃げていく。
オレが大丈夫か？と心配してやると、何故か涙目のA。
『っ〜！ワカのバカっ！なんでキスしたの！？』
「あれが一番手っ取り早かっただろ。」
でも口じゃなくても良かったじゃん。と言われて、それもそうだなー。とテキトーに返事をする。
『私のファーストキスー！』
別にオレはファーストキスとか興味ないから、Aの事はスルーしておいた。
その後、Aからはシンイチローには絶対言わないでね！？と釘を刺された。
.
.
未だ無言の真ちゃんと明らかに動揺しているA。
『し、シンイチロー、これは私悪くないよね！？ふかこーりょくだったの！ふかこーりょく！』
「ふーん。Aはオレ以外の男とキスするんだー。」
なんて、Aざまぁ。と思いながら店を出ようとすると、真ちゃんに足止めされた。
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虹色花丸(プロフ) - 夏亜さん» 本当はワカ出そうか迷ったんですけど、喜んで頂けて嬉しいです！ (2021年9月19日 17時) (
レス) id: c044484834 (このIDを非表示/違反報告)
夏亜 - 若…好k((殴応援してます！ (2021年9月19日 16時) (レス) id: 2c15d2c266 (このIDを非表示/違反報告)
虹色花丸(プロフ) - りんごさん» ありがとうございます！これからもご愛読して頂けると嬉しいです！ (2021年9月19日 2時) (レス) id: c044484834 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - めっちゃ面白いです！応援しています！ (2021年9月19日 0時) (レス) id: 15d4b06566 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：虹色花丸 | 作成日時：2021年9月18日 20時
