Episode 16《過去編》 ページ17
真一郎side
オレは疲れていた所為か、帰ってすぐAに八つ当たりをしてしまった。
そしてAと言い合いになったオレは実家へと足を運んだ。
実家では、エマからA姉は!?と聞かれたので、喧嘩した事を伝えた。
すると万次郎から蹴りを入れられ、エマからは殴られ、爺ちゃんからは引っ叩かれた。
「シンイチロー最低だな。早くAに謝れよ。」
「オマエはAの有り難みを少しは理解しろ。」
オレは明日、Aにしっかり謝ろうと思い、寝床についた。
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次の日、結局Aはバイク屋には顔を出さなかった。
相当酷い事を言ったのだから当然だ。
そしてオレは店を早く切り上げ、アクセサリーショップへと向かった。
そこでオレが手に取ったのは蒼い宝石の付いたネックレスだ。
言い訳をするつもりはないが、喧嘩の要因は大方これだ。
Aの為に良いものを選んでやろうと考えた結果、帰るのが遅くなりAに心配をかけた。
ネックレスを買い、帰路に着こうとした頃には日付が変わる直前だった。
オレは急いでAの居る家へ帰った。
家の扉を開けると、いつも出迎えてくれるAが居ない。
もう寝てしまったか?と考えながらリビングに入ると、Aは食卓で眠っていた。
そして、その隣にはAの手料理が並べられていた。
Aをこのまま寝かせておく訳にもいかないので起こしてやると、意識が戻ってきた瞬間オレに抱き着いてきた。
Aは何度も、ごめん。酷い事言ってごめん。と涙を流して謝ってくる。
「酷い事言ったのはオレだ。ごめんなA。」
彼女泣かすとかオレ彼氏失格だな。
オレ達は仲直りのハグを交わした。
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その後、ベッドへ入るとオレの存在を確かめるように近づくA。
『シンイチローが居ないベッドはヤダ。寂しかった。』
オレは強くAを抱きしめ、安心させてやった。
「もう絶対一人にしねぇから。」
オレ達はダブルベッドの真ん中で抱きしめ合いながら眠った。
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虹色花丸(プロフ) - 夏亜さん» 本当はワカ出そうか迷ったんですけど、喜んで頂けて嬉しいです! (2021年9月19日 17時) (レス) id: c044484834 (このIDを非表示/違反報告)
夏亜 - 若…好k((殴応援してます! (2021年9月19日 16時) (レス) id: 2c15d2c266 (このIDを非表示/違反報告)
虹色花丸(プロフ) - りんごさん» ありがとうございます!これからもご愛読して頂けると嬉しいです! (2021年9月19日 2時) (レス) id: c044484834 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - めっちゃ面白いです!応援しています! (2021年9月19日 0時) (レス) id: 15d4b06566 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:虹色花丸 | 作成日時:2021年9月18日 20時