オレの彼女、キス魔でした。【佐野真一郎】

Episode 19 ページ20

真一郎side









『シンイチロー、おはようのチューは？』






オレはAにおはよ。と言ってキスを落とす。





笑顔になったAは、そのままリビングへと向かった。








「キスすると長生きできるって言うけど、Aが可愛すぎて早死にするわ。」





オレの彼女は今日も可愛いすぎる。









その後、オレも後を続くように寝室を出た。






そして朝ご飯を作っているAにバックハグする。





これも朝では恒例行事になってきている。








『シンイチロー、もう一回チューして？』






「Aちゃんは欲求不満なんですか？」





なんて聞きながらも、またAにキスをしてやる。







『違うもん。シンイチローが長生きできるようにしてるだけー。』






「じゃあAにも長生きしてもらわないとな。」






オレは何度も角度を変え、Aにキスをした。






『っん、……っっ！…シンっ……イチロっ…。』






オレの腕の中で息を整えるAの姿に、誘ってる？と思いながらも、朝から事をする訳にもいかないので、この辺りでやめておいた。






「これでAも長生きできるな。」





『うん！それに、キスすると交通事故の確率も25%下がるらしい。』





嘘か本当か分からないような事を言ってくるA。







『だから、4回キスすれば交通事故の確率は100%下がるでしょ？』





「うん。……ん？」







だから朝はいっぱいチューしようね！と言ってくるAが可愛かったので、可笑しな言い分は無視しておいた。

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