*次なる目的地 ページ4
「…く、くく…」
イレブン「…何を笑っている」
「…ははは…あの呪いは強力でな。呪いを解くには天空の古戦場に住むアメジストワームに聞かないとわからない。
どんな魔法よりも強力でいわば仮死状態…
あの青髪の男は死んだもの同然さ」
マヤ「てめぇっ…兄貴になんて事しやがる!」
「ははは、恨むのなら運命を恨むのだな。
貴様らが来なければこんな事にはならなかった。
だがあのアメジストワームは強力な魔法を使う。
さすがのお前でもあいつに勝てるわけがないのさ!はっはっは」
イレブン「……天空の古戦場…」
マヤ「ちっ、ちょーしに乗りやがって。
…なぁ何ボサっとしてんだ!行くんだよ!天空の…なんとかってのに!」
イレブン「…マヤちゃんは来ない方がいいかもしれない」
マヤ「はぁ?!何式下がる事言ってるわけ?
おれが行きたいって言うんだから、どこへだって行くさ!」
イレブン「…じゃあ、約束して。
無理をしないって。無理だって思った時点で君をルーラで送り返す。
…いいかい?」
マヤ「…お、おう…
だけど、心配は無用だぜ!おれ、頑固なところは兄貴とそっくりだから!
それにさ、あんまり外に行く事って無かったんだ。
だから旅をするのもいいなって思ったんだよ。
…約束したんだ。兄貴と。
この世界が平和になったらおれも冒険に連れて行ってくれるってな。
だから、兄貴がいなくちゃいけないんだ。
…あのバカ兄貴。メーワクばっかかけて…」
イレブン「わかったよ。マヤちゃんの気持ち。
マヤちゃんは、ほんっっとーにカミュが好きなんだね。」
マヤ「ばっ…?!バカ言うなよ‼そ、そんなんじゃないってか…
散々待たせといて、約束を守らないなんてぜーったい許さないだけだから!
…も、もう!早く行くぞ!」
今度はマヤちゃんから僕の手をつかんだ。
細くて白い腕。
こんなか弱い女の子を、僕は危険な場所へと連れて行く。
…ごめんね、カミュ。
だけど、君の妹を見ていたらなんだか置いていけなくなって。
僕だって君に戻ってほしい。
だから、カミュ…
待っていて。
イレブン「…じゃあ、行くよ。」
マヤ「…っっ」
イレブン「ルーラ‼」
11人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
R*I*S*E(プロフ) - リスタさん» リスタさん、めちゃくちゃお久しぶりです💦長らくお返事できなくて申し訳ありません!リクエストありがとうございます😌話数的に、二つの採用は難しいですが、魔軍司令の話は作ってみようと思います!良かったら続編も読んでくださいね🌟 (3月4日 23時) (レス) id: 4e3bb796e6 (このIDを非表示/違反報告)
リスタ - 面白い!続きも期待してます!いつか、書けると良いですね!魔軍司令と夢主の恋愛とロウとグレイグのギャグ話を書けたらいけますか?無理なら大丈夫ですよ! (2022年9月6日 23時) (レス) id: 85e8ed9632 (このIDを非表示/違反報告)
リスタ - グレイグの叫びで笑いましたww リスタ「こんなグレイグを魔軍司令になったホメロスは、何て言うのかな?ちょっと聞いてくる。ホメロス〜。グレイグのズボンが、凄いことだぞ♪ホメロスはどう思うかな〜。」 (2021年3月3日 0時) (レス) id: 85e8ed9632 (このIDを非表示/違反報告)
桜葉(プロフ) - うん。カミュベロだ。うん。 (2021年3月2日 17時) (レス) id: 521c217433 (このIDを非表示/違反報告)
R*I*S*E(プロフ) - 桜葉さん» 桜葉さんコメントありがとうございます!ベロニカちゃんがこの後どうなるのやら…是非、お楽しみください! (2021年3月1日 12時) (レス) id: a1c316906c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ