ドラクエＸＩ 短編集*:.

＊その後のお話 ページ20

ー数週間後ー








ジエーゴ「(あいつがAを連れ帰ってから数週間…あいつら、ちゃんとやってんだろうな…？
しかしあの王子様は大したやつだぜ。
未来のサマディーが楽しみだ)」







シルビア「パパ〜？パパ〜！！」



ジエーゴ「なんだゴリアテ、聞こえてるぞ」



シルビア「うふふ。見てよパパ！
サマディーからとっても豪華な名産物が届いたわよ！
ファーリスちゃんと、Aちゃんからだわ！
あの時のお礼ね！」




ジエーゴ「お礼だなんて…大袈裟な奴だな。
ま、でもうまく言ってるみたいでよかったぜ。」



シルビア「あと、お手紙も一緒に入っていたの！
ちょっと読んでみましょう♪





【拝啓、ジエーゴ殿
　 シルビア殿

秋風の爽やかな香りがただようこの頃、おふたりはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
先日の件ではお忙しい中、私の願いを聞き入れてくださりまして誠に有難う御座いました。



(中略)



〜…あの時のジエーゴさんの言葉を胸に、今は未来の妻と肩を並べて過ごしております。
近況と致しましては、先日やっと彼女の手を握る事ができ、少しずつ、進歩しております。
そして先日父上のお許しがでましたので近々近況報告も兼ねてソルティコに訪問致します。



シルビアさん、あの時僕の背中を押してくれてありがとう。
あなたがいなければ今の私は無かった事でしょう。
ジエーゴさん、あなたには感謝してもしきれません。
彼女があなたのお屋敷で働き、僕と巡り合わせてくれた事はあなた無しでは無かった事でしょう。


お礼の品は、僕とAとで選びました。
サマディーの名物・サボテンステーキです！
自信を持っておすすめできる一品ですのでどうぞ召し上がってください！
それではお体に気をつけて。
またお会いできる日を楽しみにしております。

　 敬具】」

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