結んで、閉じ込めて【一松】 (ページ9)

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第8話ページ9

一松「ま、まずは…足を持って……あ！そっちじゃない！前足！」

A『ご、ごめん！…えと、こうかな？』

ナルミ【フシャーッ！】

一松「大丈夫だから…ナルミ、落ち着いて。」

俺が撫でてやるも、ナルミは毛を逆だてるばかり。
きっと嫉妬してるんだ…

A『うーん、なかなか仲良くなれないなぁ…一松さん？』

一松「これ、ナルミが好きな猫じゃらし。…持ってみて」

A『は、はい！』

そっ…

？！

ふ、触れた？！

俺、今…鳴海さんと…

ナルミ【フニャ！】

A『わ、反応した！』

一松「やったじゃん」

A『はい！』

はぁ…なんか上手くいきすぎてるような…

おそ「(あれ？一松？？……あ、あの子って……)

……なんで？」

ーその日の夜ー

一松「ただいま～」

十四「おかえり～一松兄さん！…あれ～？なんだか機嫌いいね？一松兄さん？」

チョロ「…最近お前いっつもいないね？また猫の所？」

一松「ま、まあそんな感じ…」

おそ「女だよ」

…え…？

おそ「お前、あの店に行ってんだろ。駅前の。
俺今日見ちゃったもんねー、随分と仲良しだったね？」

カラ「おお！！この前言っていた！良かったじゃないかブラザー！」

トド「え？Aちゃんと？！へぇ…やるじゃん！
」

おそ「……」

十四「おそ松兄さんー？どしたの？」

おそ「…んや、別に…」

一松「…」

あのおそ松兄さんの顔…

なんだか嫌な予感がする。

なんだろう…

そしてその予感は的中した。

おそ「いちまっちゃ～ん、お話があります」

…来た…

一松「…いいよ、何？」