第18話 ページ19
1時40分
おそ「…あ、いたいた。おーい、Aちゃん!」
A『あ!おそ松さ……??』
Aちゃんは俺と、トト子ちゃんの顔を交互に見つめていた。
状況が飲めずに困ったような顔をしたAちゃんにトト子ちゃんを紹介した。
おそ「えーと…この子はトト子ちゃん。俺の幼馴染でさっきそこでばったり会ってさ」
トト「初めまして。弱井トト子です」
A『鳴海Aです。初めまして…』
おそ「トト子ちゃんには、大体のこと説明してあるから安心して」
トト「ふ〜ん。トト子に黙ってこんな子と密会してたんだ??」
おそ「え、いや…そりゃ、トト子ちゃんは超絶可愛いから、特別…そう、特別なんだよ!」
A『へ〜おそ松さんって、こんなに可愛らしいお友達がいたんですね、ふふ』
トト「あら、見る目あるのね」
おそ「て、はい自己紹介終わり!さ、中に入ろっか!」
A『そ、それもそうだね』
トト「ふ〜ん、中は結構綺麗なんだね」
A『あの、トト子さん…はおそ松さんの彼女さんですか?』
トト「ううん。ぜーんぜん」
おそ「相変わらずはっきり言うんだね…」
A『じゃあ、どうして?』
トト「どうしてって…そりゃあ…私はクズニートの幼馴染だしぃ、 なんかむしゃくしゃするのよね。
…ヤキモチとかじゃないよ。ただトト子以外の女の子にちやほやしてるのが気に入らないだけ」
A『それなら、心配いりませんよ。私たち、そういう関係じゃないんです。ただ、私の悩みを聞いてもらっていて…』
トト「ふぅーん。じゃあやっぱりフラれたんだね」
おそ「はは…この話、もういい?」
暫くして、部屋につきいつものAちゃんからの報告が始まる。
A『今日もいつも通りに…最後まででした』
ひらりと袖を捲ると、そこにはくっきりと握られた痕。
それを見たトト子ちゃんも、驚きを隠せないようだった。
トト「酷い…これ、本当なの?」
Aちゃんが黙って頷くと、トト子ちゃんはそっとその手首に手を当てた。
トト「…ダメだよ。今すぐやめなきゃ。」
真剣な表情のトト子ちゃんに、Aちゃんは小さく首を振る。
A『…あそこは、私が救われた場所でした。
行き場を無くした私はあの店だけが…
それに、猫も…一松さんに会うためにも…辞めるわけにはいかないんです…』
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一松girl(*`・ω・)ゞ!(プロフ) - 更新待ってます! (2018年6月2日 17時) (レス) id: 091e10f36d (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 更新楽しみ待ってますので戻ってきてください! (2018年1月14日 11時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
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